2024 J 1リーグ 第5節。
2勝1敗1分(勝ち点7)で5位の神戸は、ホーム のえすで、今季0勝3敗1分(勝ち点1)で最下位に甘んじているコンサドーレ札幌との一戦を迎える。
写真:神戸公式
最下位であっても札幌は油断できない相手には違いない。
浮上のきっかけを与えるのか、神戸が自らの上昇のために勝ち切る事ができるか。
今日のスターティングメンバーは以下の通り。
先発はほぼ固定のメンバー。
サブに、いつも後半に爆発力を見せ脅威となるパトリッキがいない。
低迷する札幌がペドロビッチ監督の魔法で覚醒するのか。
神戸のキックオフで前半開始。
開始早々から神戸が攻勢に出る。
すると8分、トゥーレルからのロングフィードを、大迫がヘッドで競り勝ち、さらに武藤が折り返したボールを大迫が冷静にゴールにシュートを放ちネットを揺らした。
神戸先制‼️
さらに18分には、また大迫がラインを抜け出しGK菅野との1対1の場面を迎えたが、シュートは惜しくもゴールを外れた。
しかし24分、広瀬とのワンツーから抜け出した宮代が、PAに進入し、素晴らしいドリブルワークでDFを交わし、シュートを放った。
これがゴール右下に決まり、神戸が2点差と拡げた。
43分には、扇原ー宮代ー武藤と渡り、最後は武藤が巧みなフェイントで相手のマークを外し、ゴール左下に決めた。
神戸が3点差とさらに拡げた。
神戸が3対0とリードし前半を終えた。
後半、本多が初瀬と交代した。
49分、ゴール前に入れた、扇原のアウトスイングのCKはDFにカットされるが、これを宮代が胸トラップし左足でボレーシュート。
これがゴールし4点目をあげた。
その後も神戸が優位に攻める時間帯が続く。
61分、広瀬が飯野と交代した。
64分、直前の守備のダッシュで太ももの裏に違和感のあった扇原と井手口が交代した。
大迫、宮代がゴールを狙うが惜しくも得点にならず。
72分、初瀬のアウトスイングのボールを、山川が札幌の駒井より18センチの身長差で勝り、強烈なヘディングシュートを決めた。
神戸が5点差とさらに拡げた。
73分には、札幌の右からの速いクロスボールを、井手口がヘッドでクリアを試みたが、ボールは高く上がり、ゴール左にオウンゴールとなった。
あの場面でのカットの判断は致し方ないだろう。
5対1となった。
札幌がさらに得点差を詰める事が出来るのか。
81分、宮代がタッチライン深くまで進入し、守備を交わし、中にボールを送った。混戦で大迫が倒れながら反応したが惜しくもサイドネットに外れた。
82分、大迫、宮代に代わり、菊池、山内が入った。
菊池は昨年3月のケガからの復帰戦、山内は元神戸U-15出身で、筑波大経由で神戸に復帰した期待の選手のJデビュー戦。
押し込んでゲームを進める中での投入は、負担もなく思い切りプレー出来るだろう。
89分には山内がPA外から強烈なミドルシュートを放ったが、GK菅野が左手で僅かに触り弾き出した。
アディショナルタイムは5分。
5分には、左からのFKをファーサイドの菊池がジャンプ一番、思い切り叩きゴール中央へ返した。
このボールを武藤がうまくコントロールして押し込んで神戸が6点目。
神戸が結果的に6対1で圧勝となった。
神戸のコンディションの良さと、選手間の攻守における共有事項が明確で、走り勝った結果勝利を掴んだ。
大迫、武藤だけでなく、宮代、広瀬のフィットは戦力として幅が拡がった。
神戸6 対 札幌1
この勝ち点3と得失点差の+5は大きい。
次節はすぐに4/3(水)の鳥栖戦、4/6(土)には横浜FMとの戦いが続く。
短期間のコンディション調整がうまく行けば、今日同様の戦いが展開出来るだろう。