2022 J1リーグ 第29節。
ヴィッセル神戸は、10位の名古屋グランパスとの一戦をホーム ノエスタで迎える。
試合までに思いを書きたい。
天皇杯では、初めからリーグ戦にかけるような報道もあり、反発することなく鹿島に敗れた。
今の状況で天皇杯に勝利し、来年もACLを目指すこともチームとして考えられたが、リーグでJ2降格だけは回避したいプライドが勝り、メンバーも整わないままに戦い敗れた。
何が正しかったのか分からない。
しかし、勝てたかも知れない試合を捨てて臨んだのだから、これからの神戸は責任が重い。
プロチームとして、大きな目標を掲げてスタートした・・はずだった。
いきなり白星が上げられない苦境に陥り、無意味とも思える監督交代を繰り返した。
シーズン中の監督交代で活路は見出せなかった。
神戸として何をやりたかったのか、どこを目指していたのか。選手のケガでチーム構成が万全ではなかったと言うのはどこでも起こり得る事だ。
これほどまでにケガ人が増えたのには原因がないのだろうか。
ACLがリーグ戦の間に入ってくるので、当然過密スケジュールになる。疲労が蓄積してくる。
そんな時にフィジカルコンタクトだけでなく、筋肉、関節、靭帯の損傷が相次いだのには、チームとして、コンディショニングの失敗があったのではないだろうか。
疲労は集中力を鈍らせ、一瞬の反応の遅れを生じさせる。大きなケガに繋がる。
それを個々の管理で任せていたとは思えないが、プロ選手として取り組みが足りなかったのではないだろうか。
そんな状況が一気に改善される訳ではないが、今日の名古屋戦には、泥臭くても勝ち点3を上げる事が、来季のために絶対必要な土台だ。
スターティングメンバーが発表された。
やはり、今日もイニエスタ、大迫はベンチ外。
前節、レッドカード退場のDF小林は出場停止。
中盤で躍動を期待した小林祐希もベンチ外。
サブのメンバーを見て、交代しても大きなプラスを生む可能性を感じる事が出来ない。
試合は両チーム球際に厳しく行くため、ファールも多い。
前半最後の詰めが甘くスコアレスで前半を終えた。全体の動きが乏しく『挑戦者』の神戸がミスも多かったのは、焦りなのか。
DF山川の反応度の低さが顕著だった。振り切られそうになると相手を倒してしまう。
後半、山川と郷家が交代して入った。
その後もチャンスを迎えるのに、直前にパスミスで潰してしまう。プレスをかけられると、途端に適当パスを出してしまう。
65分には、神戸にチャンスが訪れる。
武藤からのパスを受けた汰木がPA左からシュート。決まったかと思われたが、名古屋GKのランゲラックの好セーブで得点ならず。
86分には、最大のチャンスを迎えた。
初瀬のCKから、飯野がクリアされたボールを絶妙なクロスを上げる。これを郷家がドンピシャのタイミングでヘディングシュート。
しかし、これがポストに当たり得点ならず。このボールはまだ生きており、トゥーレルがシュートするが、またもGKランゲラックのビッグセーブに防がれた。
反応の速さには感心する。
アディショナルタイムは5分。
最終盤には名古屋の猛攻に遭うが、かろうじてブロックして得点を許さず、そのままスコアレスドローで終了‼️
絶対に勝利する事が必要な神戸だったが、名古屋GKのランゲラックの攻守が立ちはだかった。
勝ち点1を得るにとどまった。
『手痛いドロー』と言うべきだろう。
思っても仕方がないが、イニエスタ、大迫がいたら展開は変わったのだろうかと考えてしまった。
僅か1の勝ち点だが、次のFC東京戦に繋げてほしい。
チャンスもあったが、全体位的にスピード感が乏しく見えた。本気を見せて必ず勝つ‼️しかない。
ファン、サポーターが土曜日でこんな状況のチームなのに後押しが14,223人と少なく、応援サポーターが陣取るゴール裏の席に空席が目立ったのは寂しかった。