泥沼から何とか這い上がりたかった。
公式戦8連敗で迎えたルヴァン・カップ第6節。
名古屋グランパスに勝利することだけが、グループリーグ生き残りの唯一の道だった。
前半ヴィッセル は名古屋の攻撃を凌いでいた。
後半に入って46分に名古屋に先制されたが、ヴィッセルも49分にウェリントンがループシュートを決め同点に追いついた。
よし、ここから巻き返しだと思いたかった。
選手の動きが活性化された。
ヴィッセル はその後も攻撃を続けた。
71分に名古屋に勝ち越され、81分にさらに突き離された。
このまま下を向かず、得点には結び付かなかったが、ヴィッセル は攻撃をするが、前線に頼り中盤での動きが落ち始めセカンドボールを拾えなくなった。
名古屋に4点目こそ献上しなかったが、追い付くチーム力が整っていないヴィッセル には厳しいゲームだった。
1対3で敗戦。
もしかして・・・と少しの期待を持っていたが、残念ながら公式戦9連敗。
ルヴァン・カップは予選リーグで敗退が決まった。
敗れたが、選手が前へ進もうとする気持ちは見えた気がした。
26日の湘南ベルマーレとの J1リーグ戦に、更なる躍動を見せてもらいたい。
瀕死のヴィッセル が蘇生する為には「勝利」しかない。
「惜しいゲームでした」は聞きたくない。