こどもの知性と豊かな心を育む作文指導  -24ページ目

こどもの知性と豊かな心を育む作文指導 

作文は、ちょっとしたコツを身につければ楽しく取り組めます。思考力の基礎でもある国語力を作文を通して学んでいきましょう。
どのお子さんも自己肯定感を高めつつ成長できるよう指導いたします。

昨日の三男の作文の課題は「わたしの友達」でした。

1年生のときからの大の仲良しのお友達とのおにごっこについて、楽しく書きました。

おにごっこの最中、狙った一人にどうしても追いつけなくて、ふっと諦めることがありますよね。そんな様子を、三男は、

「まるでチーターがねらったえものをあきらめるように、ぼくはおいかけるのをやめました」

と書きました。これは、素晴らしいたとえ! 漢字をひとつも使っていない、表記に関しては全くダメな作文ではありますが、表記のミスはいずれ直っていくもの。内容については満点をあげたいです。


学校の作文指導では、この作文はダメ出しばかりの赤ペンが入るのでしょうが、言葉の森では内容重視。読書と暗唱を続けていれば、いつか表記も直る日が来ると、どんと構えていることにします。

12.1週のツゲの課題は、「小さいころから大切にしているもの」でした。
うちの二男もこの課題だったのですが、特に収集癖もないし、大事にしているものがあるとも思えない二男、いったい何を書くのだろうと思っていました。

さらさらと書き始め、あっという間に書きあがり。
「どれどれ、見せて。」
と、作文を手に取りすぐに目に入ってきた文字は「いのち」。

は~、また、すごいことを!
そう思って読み進めていくと、確かに二男ならではの内容でした。


 ぼくがいちばんたいせつにしているのはいのちです。ぼくはいのちがいちばんたいせつです。なぜかというとなかったら「死」だからです。
 ぼくはちいさいときかわさきびょうというけっかんがぼろぼろになりました。(かわいそうでしょ)それは、大きくなるとしんぞうにこぶができて、しゅじゅつをするしかなくなるところでした。(やば)
 きいたはなしは、ぼくがたくさんねつが出てたのにねつけなくて、ないたままひきはなすのがつらく(※面会時間が終わると帰らないといけないので)ねつけなかったらどうしようと思っていたそうです。
 ぼくはそれをまるでたからもののようにたいせつにしています。


こういう内容でした。4年生なのにこんな漢字も書けないの? という声が飛んできそうですね(笑)。

二男は1歳3ヶ月のとき、川崎病で入院しました。ほぼひと月の入院生活。本人は、全く記憶にないようですが、命の大切さを実感しているようです。

大切にしている物そのものがなかったのが幸いしてか、こんな素敵な作文を書くことができました。なにより、こんな発想をしてくれたところが嬉しく、なんて愛おしいのだろうと改めて思いながら、二男の頭を撫でました。




見てください、この姿!(笑)

kan's happy can~幸せの缶詰~

先日、動物の本を与えてみたところ、すっかり毎日の読書が楽しみになってしまった三男です。
今朝は7時に起きてきて、7時15分まで読書をすると読み始めたところ、
「もうちょっともうちょっと」
とやめられず、7時30分まで読んでいました。

今読んでいるのは、母親が育児放棄をしたため、人工飼育で育った白くま、ピースくんのお話。動物園で働きたいという三男にとっては、興味深く読める内容なのでしょう。

「今日読んだところは、どんなことが書いてあった?」
と聞くと、内容をかいつまんで立派に説明してくれます。ここ数日は、私が問いかけなくても、自分からおもしろいと思ったところを話さずにはいられないようです。これを続けていけば、いつの間にか要約の力も、自然と身についていくのだと思います。

言葉の森では、作文を書く上で親子の対話が大切だと考えています。もちろん、長文の内容について、読んでいる本の内容についても、対話ができるとよいのです。

三男の一件で、本を読む習慣のない子こそ、得意な分野や興味のある分野の本を読ませてみるのがまずは大切だと実感しました。ほんとうに読まないという子ほど、書評など他人のオススメに頼らず、いちばんわが子を知っているお母さん自身の直感やひらめきを頼りに、本を選んだらいいのではないかなあ。