こどもの知性と豊かな心を育む作文指導  -18ページ目

こどもの知性と豊かな心を育む作文指導 

作文は、ちょっとしたコツを身につければ楽しく取り組めます。思考力の基礎でもある国語力を作文を通して学んでいきましょう。
どのお子さんも自己肯定感を高めつつ成長できるよう指導いたします。

五年生の7.2週は感想文課題です。

森本哲郎さんの日本文化について述べられた文章を読んでの感想文。日本人のノーは絶対的な否定ではないという内容です。

「そこをなんとか……!」
とお願いされると、う~ん、じゃあ、仕方ないなあ、今回だけだよ、と思わず言ってしまうこと、ありますよね。

たとえば、よく生徒さんがこっそり教えてくれるのですが、

「今度のテストで〇〇点以上取れなかったら、一週間ゲーム禁止なんだ。。。」

というような制限を設けるお母さんが多いようです。

でも、仮にその点数を取れなくても

「お願い、次は本当に頑張るから! だから、今回だけはなんとか!」

と反省の色を見せてお願いすれば、一週間禁止が3日間禁止になるかもしれない。うまくいけば、禁止そのものがチャラになる可能性だって!

そんな自分の体験などを思い出してみると、日本人のノーのあいまいさが形になってくるかもしれません。


お父さんは何度もお母さんに付き合ってとアタックしたのに、いつも断られてばかりだったんだ。でも、こうして結婚したのだから、やっぱり日本人のノーは、絶対的な否定じゃないかもしれないなあ。

お父さんがそんなお話を披露してくれたら、聞いた話もばっちりですね!(笑)


文化論はとっつきにくくて難しいと感じる子も多いのですが、日常生活の中に似た話を見つけられたら、比較的楽しく書くことができると思います。青い鳥のお話ではないですが、毎日の生活にこそ、宝が埋まっていますよね。

言葉の森の指導項目に、「思ったこと」があります。
低学年の場合は、だいたい作文の結びは「思ったこと」になることが多いですよね。

この「思ったこと」、大人の感覚では、簡単なことだと思います。

 また行きたいなと思いました。
 今度はお父さんもいっしょに行けたらいいなと思いました。
 日曜日は最高だなと思いました。

こんなふうに、単に思ったことを書いていけばいいのですものね。

ところが、この「思ったこと」を書くのがどうしてもできない生徒さんがいます。

もしかしたら、以前、本当に自分が思ったことを素直に書いて笑われたのか、叱られたのか、いやな経験があったのかもしれません。
その一方で、ほんとうに何も思ったことがない……という生徒さんも、間違いなく存在します。
そういう子は、作文だからちょっとした創作にしてもいいや~、というアバウトな考え方もできない、まっすぐな性格だったりします。すると、ますます書けない。

その原因がどこにあるのか、私にはまだまだ分かりませんが、少なくともそういう生徒さんがいるということは間違いないと思います。

休日に家族でおでかけしても、それほどうれしいと思わないし、感想もない。すると、作文に書くこともない。
「作文に書くことを作るためにわざわざ遠くに連れていったのに、そのことを書きもしない……。」
そう嘆くお母様もいらっしゃいますが、もしかしたら、すべてお膳立てしてしまうのでなく、日常で声をあげて笑うような出来事を増やしていくほうが、感受性の扉が開かれるかもしれないなあと思う今日この頃です。
関東は昨日、梅雨明けしました。
例年に比べると、ずいぶん早い梅雨明けですよね。うちの子たちも朝からプールに行きたいと騒いでいたけれど、近場のプールはどこも来週末からの営業みたい。

さあ、夏本番。こどもにとっては、楽しいこといっぱいの夏休みももうすぐ。記憶に残るキラキラの夏になりますように!

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