皆さんこんにちは荒川です。

今回は猛暑の時期に5000mレースに何本か参戦して思ったことを書いてみようと思います。

 

真夏の長距離レースについて

他の季節と比較して、当然暑さで過酷なコンディションで走ることになるため記録狙いには不向きです。

普通に考えて、真夏の長距離種目で記録狙いで走る人はほぼいないでしょう。

夏場に走って記録が望めるのは最長で1500mまでだと思います。

 

その代わり、順位争いのウエイトが増えるのでそちらが醍醐味だと思います。

マラソンを主戦場にしている市民ランナーの場合、記録を狙うことが基本路線で順位を意識することは普段あまりないですが、トラックレースだと1周400mの周回コースを数十人で走るので、嫌でも順位を意識することになります。

それがまた面白いです。

大体同じような持ちタイムの選手同士で番組編成されるので、伯仲した実力の選手と争うバチバチのバトル感がたまらないですね。

 

選手権大会の面白さ

順位が大事なレースというと、世界陸上を頂点とした選手権大会(日本選手権やインターハイなども)となりますが、その世界を垣間見れるのが良い刺激になります。

もちろん速い記録というものは誰が見ても分かる選手としての指標ですが、順位争いで強い選手という存在にも個人的にはとても憧れます。

陸上競技の起源が競争であることを考えると、勝負強さ・しぶとさ・負けず嫌い・闘争心などの本能的な原点を全てぶつけていって、その結果勝った負けたとなる分かりやすさがとても面白いし楽しいです。

 

本気で走ってる最中は嫌なことも悩んでいることも全てどこかに行ってしまって、メチャクチャ苦しいのに途中でやめるのは嫌で、最後出し切ってギリギリの状態でフィニッシュしたとき、息を切らしながら最高に生きてる感じがします。

途中で何度もやめたくなるのに、コースの外に出て走ることをやめて座り込めば楽になるのに最後まで走るのは、自分は本当は走りたいんだということが再認識できて良いものです。

皆さんこんにちは荒川です。

先週のトレーニングメニューの振り返りとなります。

 

トレーニング記録

2025.7.14(月)

  • Eペース走15km(主観強度:中)
  • 平均ペース:4分57秒
  • 使用シューズ:ASICS THRTHER RP3
  • コメント:マッサージ翌日でまだ筋肉が緩んでいたのと、湿度が凄かったので動きは悪かったです。

 

2025.7.15(火)

  • ポイント練習(5000mスピードトレーニング)
  • アップジョグ2.5km、100m流し×2、インターバル400m×10(r=200m)、ダウンジョグ2.5km
  • ラップ:3分25秒-3分23秒-3分23秒-3分22秒-3分22秒-3分20秒
  • 使用シューズ:アップジョグ・ダウンジョグはASICS SORTIE MAGIC RP6、流し・本練はASICS COSMORASER LD3
  • コメント:週末の5000mレースで一旦トラックは区切りなので、5000mレースのスピードを体感するメニューにしました。ラスト1本を76秒で上がれたのはいい感触でした。

 

2025.7.16(水)

  • Eペース走12km(主観強度:低)
  • 平均ペース:4分59秒
  • 使用シューズ:ASICS THRTHER RP3
  • コメント:風は強かったですが、気温は心なしか涼しかった感じがしました。

 

2025.7.17(木)

  • 距離走20km(主観強度:中)
  • 平均ペース:4分46秒
  • 使用シューズ:ASICS MAGIC SPEED4
  • コメント:向かい風だと大分走りやすい感触でした。それにしてももう少し風が穏やかな方が嬉しいです。

 

2025.7.18(金)

  • ジョギング6km(主観強度:低)
  • 平均ペース:4分47秒
  • 使用シューズ:ASICS THRTHER RP3
  • コメント:翌日この夏最後のトラックレースを楽しむぞという想いで色々思いを馳せながら走りました。

 

2025.7.19(土)

  • 5000mレース
  • 17分15秒(3分27秒-3分26秒-3分33秒-3分30秒-3分21秒)
  • 使用シューズ:ASICS COSMORASER LD3
  • コメント:夏場のレースでまさかのPB更新でした。ペースメーカーと周りの選手に助けられました。これを励みに引き続き頑張っていきたいです。

 

2025.7.20(日)

  • Eペース10km(主観強度:中)
  • 平均ペース:4分47秒
  • 使用シューズ:ASICS THRTHER RP3
  • コメント:レース翌日で午後から用事があったので軽めに。さすがに日中に走ると馬鹿みたいに暑いですね。

皆さんこんにちは、荒川です。

2025.7.19(日)に5000mレースに出場してきたので、振り返りをご紹介いたします。

 

レース結果

17分15秒(3分27秒-3分26秒-3分30秒-3分30秒-3分21秒)PB更新、組51人中15位、総合222人中48位

まさか夏のレースでPBが出るとは思っていなかったので、とても嬉しいです。

これを励みに秋冬のマラソンに向けて更に頑張っていこうと思います。

 

 

狙い

夏の5000mレースの〆と、ナイトレースでどこまで走れるかの確認。

 

大会の雰囲気

トラックを走る市民ランナーであればお馴染みのM×Kディスタンスです。

今回は1500mと5000mで、1500mは夕方スタート、5000mは夜スタートでした。

相変わらず志の高い市民ランナーの方々が多数参加しているので、良い刺激になりました。

 

当日のコンディション

19:40頃スタートで気温は28℃で風は2m/s程、当然日差しはないのでこれまでの灼熱5000mと比較してかなりマシなコンディションでした。

7月半ばになるともう長距離は日中開催しないようです。

ちなみに短距離も夏場はクラウチングスタートで地面が熱すぎて手を着けない場合、スタート地点に水を撒いたりするそうです。

 

レース展開振り返り

最終組のひとつ前だったので、集団とペーサーを上手く使ってマイペースで走る作戦でいくことにしました。

 

開催地が大蔵で交通の便が悪いため車で行ったのですが、首都高C2のトンネル内で事故を起こした大馬鹿野郎が複数いたため大渋滞で、会場に到着した時点で既にスタートの60分前を切っていました(ちょうど5000mの1組目が走っていたところだったと思います)。

すぐに受付を済ませ、さっさとゼッケンをユニフォームに着けて一息ついたらアップジョグを開始。

アップジョグが終わった頃でスタート25分前ぐらいだったので結果的にちょうど良かったとは思います。

 

定刻通りに号砲、今回はDNSはほぼなし(数人いたと思いますが、もしかして渋滞で間に合わなかったとか)。

最初は集団に乗って無理せず抑え目ペースでいきました。

1600mを過ぎた頃には落ち着いて第一集団と第二集団に分かれていたので、第二集団の前の方から第一集団を伺う形にしました。

3000mあたりで第二ペーサー(17分20秒)に追いつかれたのでここは素直に切り替えて、後は黙って付いていくことに。

マラソンで初サブスリーを達成したレースも30km過ぎで3時間ペーサー率いる集団に追いつかれ、そこから切り替えて上手くいったので同じパターンを選択しました。

 

ペーサーに黙って付いていくのは本当に楽です。この時点でかなり暑かったので垂れてもおかしくなかったのですが、3000-4000m区間もペースを死守して、ラスト1000mをしっかり上げて終われました。

残り200mでペーサーの前に出て周りのライバルたちとの競り合いになりましたが、競り負けてしまったのは残念でした。

 

皆さんこんにちは、荒川です。

今回はジョグの練習効果について紹介したいと思います。

 

まず、ジョグというとどうしても地味な基礎トレーニングの位置付けで、走力を上げるのはインターバルや距離走などのポイント練習というイメージはないでしょうか?

「決してそんなことはないよ」というのが今回のお話になります。

 

↓の記事でも事例を紹介しましたが、ジョグだけでも走力がグングン伸びることはよくあります。

 

 

ジョグのときの心臓のはたらきについて

こんな研究があります。

一般人とエリートランナーの安静時・最大運動時における心拍数と1回拍出量の変化を調べたデータがあります。

 

〇心拍数(rpm)

     安静時 最大運動時

一般人 : 70   120

エリート: 105    190

 

〇1回拍出量(mL)

     安静時 最大運動時

一般人 : 70   190

エリート: 43   190

 

 

また、最大心拍数の60%付近で1回拍出量は最大運動時と同じ数値に到達すると言われているため、一般人もエリートランナーも心拍数が114rpmの時点で1回拍出量は最大値(それぞれ120mL、190mL)に到達していることになります。

更に、安静時に一般人が1分間に循環する血液量は4900mL(70mL×70rpm)で、エリートランナーは4515mL(105mL×43rpm)となります。

 

同様に、最大運動時は一般人が22,800mL(120mL×190rpm)で、エリートランナーは36,100mL(190mL×190rpm)となります。

では、最大心拍数の70%(ゆっくりジョグのレベル)で運動したときはどうでしょうか?

上述のとおり、この強度でも1回拍出量は最大運動時と同じ数値のため、1分間に循環する血液量はそれぞれ最大運動時の7掛けで約16,000mL、25,000mLです。

⇒1分間に循環する血液量について、最大運動時は安静時と比較して一般人では約4.7倍、エリートランナーは約8倍となり、ゆっくりジョグレベルの運動時と安静時を比較すると、一般人では約3.3倍、エリートランナーでは約5.5倍となります。

 

市民ランナーの方は一般人とエリートランナーの中間ぐらいと仮定して、上記の数値はそれぞれ約6.4倍と4.4倍となります。

 

ここがミソです。

つまり、最大心拍数に到達するレベルの運動(インターバルや5000mレース)とゆっくりジョグとを血液循環量で比較すると、6.4と4.4の違いしかないということになります。

これが「ジョグの練習効果は高い」と言えるひとつの根拠となります。

 

想像してみてください。

5000mを全力で走るのと5kmをゆっくりジョグをするのと、体感的なキツさはどのくらい違いますか?

私の場合は5000mレースの方が10倍はキツいです(笑)

なので、「ジョグは大切だよ」と皆さま耳にタコができるほど聞いているであろうフレーズに納得感が出てきます。

 

私のエピソード

初めてサブスリーを達成したレースの後、私は更なる記録更新に向けて燃えていました。

そんな中故障してしまい、サブスリーを達成したレースから次のレースまでの約3ヶ月間、ポイント練習が一切できずに次のレースを走るハメになりました。

結果は、サブスリー達成時のPBを更に4分更新して2時間55分を切りました。このレースで別府大分毎日マラソンのカテゴリー2の資格を得たわけです。

 

故障時に何をしていたかと言いますと、開き直ってひたすら速いジョグを可能な限りやって、その頻度を上げるようにチャレンジしていました。

1回こなすともう数日は走れないところからスタートし、レース約1ヶ月前には5日連続でこなせるようになり「これは次のレースに出て完走できるぞ」と手ごたえを感じ、更に馬鹿の一つ覚えのごとくレース直前まで速いジョグをやり続けました。

「レース1ヶ月間を切ったら特異的な練習はせず、調整に徹するべき」という話は聞いていたので、欲張らずにただただ速いジョグを繰り返していました。

その結果が3ヶ月でPBを4分更新だったので、今回ご紹介した内容を裏付けるエピソードだったと思います。

皆さんこんにちは、荒川です。

今回は「マラソントレーニングの三要素」というテーマを紹介したいと思います。

 

マラソントレーニングの三要素

長距離走・マラソンのトレーニングについて要素分けをすると「質・量・頻度」の3つに分かれます。

今回はこれら三要素の概要と、最重要な要素について解説していきます。

 

頻度(最重要項目)

出し惜しみはせずに、いきなり結論です(笑)

長距離走・マラソンが速くなるためには頻度高くトレーニングを継続することが必須かつ最重要です。

少しでもいいのでなるべく毎日走るのがポイントです。

 

私の友人の例を紹介します。

この方はある日突然「ランニングを始めよう」と思い立ち、「ゆっくりでいいから毎日5km走る」と決めて走り始めました。

本当に来る日も来る日も毎日5kmを走り続け、数か月経ったあたりから徐々に走る距離を伸ばすようにしたようです。

ペースは一切気にせずに走り続けたものの、自然と楽に走れるペースも上がっていったようです。

そして先日、1人で21.1kmを走ってみたら1時間50分で走れたそうです。

これには私も正直驚きました。

低強度のジョグだけを毎日続けてこのタイムなので、トレーニング計画を立ててキッチリと仕上げた状態でレースに出れば1時間45分は切れるでしょうし、1時間40分もいけるかもしれません。

この方はレースには一切興味がないので私からは何も言っていませんが、いつか競技志向に目覚めてライバルになってほしいと密かに願っている相手です。

 

自分自身を振り返ってみても、レースでのタイムが上がる毎に練習の頻度も増えています。

最初は週3日ぐらいから始め、サブスリー達成からサブエガ達成の頃は週5日前後、今は週6日前後といったところです(まだまだ自分に甘く、なかなか週7日を続けられていません)。

 

また、ある指導者の方に「最も適切な練習頻度はどのくらいか?」と質問したところ、「週7~13回、つまり市民ランナーはなるべく毎日走るようにしなさい」という回答でした。

なるほど、確かに競技者は二部練習がスタンダードで練習頻度がこの範囲に収まっているなととても納得しました。

 

ちなみに、元競技者でも現在は趣味で週2回ぐらい走っているといった人は全然速くは走れないと聞きます。

5000mを全力で走っても22分台とかだそうです、要するに普通の市民ランナーレベルです。

現役時代は14分台や13分台で走っていてもそうなるものなんだなと(そもそも競技者の大半は引退した時点で既に燃え尽きていて、もう速く走ろうという気力が残っていないとは言われました)。

 

練習量

基本的に練習量が多い方が走力は高いです。

ただし、「練習量を増やす」と言うと1回のトレーニングで走る距離を増やすことにフォーカスしがちですが、先に述べた通りトレーニングの頻度を上げることの方が優先順位は上位に来ます。

単純な理屈で、「週末だけドカ走り」のようなやり方をすると1回のトレーニングの負荷が高すぎ回復に時間がかかるため、なかなか頻度を増やせずに走力も上がりにくくなってしまいます。

1回1回の練習の強度はそこそこで良いので、なるべく毎日平均的に頑張るといったアプローチで始め、その後に実践度の高い練習を入れていく方が上手くいきます(既にお気づきかもしれませんが、これは基礎構築期の考え方そのものです)。

 

 

よく「月間走行距離300kmは月間走行距離150kmのときの2倍しんどいんでしょ?」と聞かれますが、全くそんなことはなく、自分の場合はむしろ月間走行距離300kmの時期の方が楽なぐらいでした。

適切な段階を踏んで練習量を増やしていけば、きちんと基礎体力や回復力の上昇が伴うので大丈夫なものです。

逆に、「サブ〇するには月間走行距離〇〇〇km」のような話に飛び付いたり、SNSで飛び交っている月間走行距離報告なるものに惑わされ、走行距離ありきのアプローチでいくと危険です。

 

練習量の原理としては「収穫逓減の法則」というもので説明が付きます。

平たく言うと「あることについて何もしていないよりも少しでも取り組むと大きな差が付く、そしてその上昇度合いは取り組みの量が多くなるほど小さくなっていく」というものです(対数グラフのようなイメージです)。

例えば、一切走っていない人より月に40km走る人の方がはるかに走れます。そして月40km走る人より月80km走る人の方がはるかに走れますが、その差は一切走っていない人と月40km走る人との差より小さいです。月80km走る人より月160km走る人の方が・・・といった具合です。

 

なのでどこかに最適な練習量があるはずなのですが、こちらはリディアード博士が提唱している「週160km」が定説になっています。

長距離走の競技者の練習量は大体このあたりが一般的という事実があるため、実際にそうなのだと思います(マラソンが専門の競技者はもう少し距離を重視して、週200kmあたりがボリュームゾーンのようです)。

 

これもやはり市民ランナーの視点で考えると、「基本的に練習量は多い方が良い」と言ってしまって良いでしょう。

週160km(=月間走行距離640km)というのは、99.9%ぐらいの市民ランナーにとって現実的な数字ではないと思います(私も少なくとも現時点では不可能です)。

そこで数字の例を挙げるとすると、月間走行距離250kmぐらいあると練習に一通りのバリエーションが持たせられ、適切なトレーニング計画が組めると思います。それでいけばサブスリーも十分に達成可能でしょう。

更にレベルが上がれば上がる程そのバリエーションの中での練習量が増えていくイメージです(最終的に自身のポテンシャルの限界レベルを目指すのであれば、週160kmに行き着くという話になります)。

 

練習の質

一番難解な要素です(正直私も明確な答えが出ていません)。

「量か質か」「質か量か」と聞かれても答えられません。

例えば、「20kmをマラソンレースペース」という練習と「30kmをマラソンレースペースの95%」という練習があったとして、20kmより30kmの方が量は多く、マラソンレースペースの95%よりマラソンレースペースの方が質は高いと言えますが、では両者のどちらが優れた練習なのかと聞かれても分かりません。

少なくとも「量より質」「質より量」と一概には言えないのだと思います。

 

トレーニング計画の中で質の濃淡は付けますが、当然の話ですが質が低い(=ペースが遅い)程多くの距離を走れますし、質が高いほど走れる距離は短くなります。

よって、期分けの項で解説した「レースペースの〇〇%」という目安を基に、ペースが遅い練習ほど総量が多く、ペースが速い練習ほど総量が少ないピラミッド型になるように練習を組むことになります。

逆三角形型は絶対にNGです、故障するか練習に身体が適応できずに悲しい結末を迎えることになります。