大切だから | うるにゃんのブログ

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ナッツとさくらと私

季節柄、迷子の拡散が増えた気がしてる

いや、季節を問わずかもしれないけど・・・

 

どうか見つかりますようにと願いながら

 

 

けれど心の何処かで

 

またか・・・・

 

諦めにも似たやるせない思いで

ため息が出るのは

きっと私だけでは無いはずだ

 

拡散される迷子の子達が

どうしてそうなってしまったのか

経緯を詳細に伺い知ることは少ない

書かれていても

玄関から 窓から そんな程度

 

気を付けていたけれど

たまたまのうっかりなのか

不慮の予測できないしかたがない脱走なのか

 

常日頃から

なるべくして起きてしまったことなのか・・・・

 

 

けれど、多分保護に携わっている方なら

予測がつくはずだ

 

そして捜索に関わってる人ならば

その子に関して経緯は聞いているだろう

 

迷子の子の行方を心配しているのは

飼い主だけではない

 

その子が譲渡された子であれば

保護主、その子の保護に関わった人すべて

心が痛んでるはずだ


 


 さらには見ず知らずであっても

切なく、痛い

 

 



迷子探しは簡単じゃない

 

 

・捕獲器を仕掛ける

・ビラを配る

・聞き込みをする

 

文字で書けばこんなにも短い

 

けれどそれがどれだけ大変なことか分かるだろうか

 

まだ姿が確認出来ていればいい

目撃情報もなく、時間が過ぎれば過ぎるほど

猫がどこに移動しているか予測するしかなく

捕獲器を仕掛ける場所を決めるのすら難しい

 

24時間見張り続けることは無理だから

数時間置きに捕獲器を確認

 

冬なら尚更だ

入りっぱなしで何時間も放置していたら

寒さで死んでしまう

夜中、明け方、昼間問わず

捕獲器を見に行かなければならない


 

違う子が入ってる事はよくある

さくら猫でもなく

なんとかしてあげたいと思っても

放さなければならない切なさ

 

その地域の猫事情が分かれば分かるほどに

保護できるキャパのない悔しさ

 

 

聞き込みといっても

ほとんど有効な情報は得られないことが多い


ビラを配り、見かけた方からの連絡を待つしかない

 

見かけたと聞いてすぐに駆け付けたとしても

そこにもう居ないことも

違う子なことも

 

 

仕事をし、家族があり

保護猫がいればその世話も

時間はいくらあっても足りない

そのやりくりをしながら

 

毎日繰り返す


 

痛くて、辛いのは飼い主だけではないのだ



 

保護はケアして譲渡に繋げることだけじゃない

 

その子達のその先が

愛情いっぱいに

そして安全に生涯を過ごして欲しい

もう二度と、切ない思いはさせたくない

その願いを込めて里親さんに託す

 

  


私だっていつそうならないとも限らない

誰にだって絶対なんてないもの

どんなに注意してるつもりでも・・・・

 

 

 

だけど実際のとこ

なるべくしてなった迷子の方が多いのも事実

 

脱走防止をしていても

していなくても

自分から猫を出す人も多いのはよくある

 

ベランダや玄関先

あえて出す

外の景色を見せればストレス解消になると思うのか

リードやハーネスで散歩

 

当たり前のように売ってるのも良くないと思うけど

 

それで居なくなった子がいかに多いか

保護に携わってる人ならよく知ってるはずだ

 

 

なんのための脱走防止なのか

なんのための完全室内飼いなのか

 

 

保護の経緯が元々外の子ならば

外を恋しがる子はいるでしょう

そうじゃなくても、窓に張り付き、外を眺め

鳴き続ければ 可哀想にと思うでしょう

 

 

けど、考えてみてほしいのです


 

そこに居たら生きていけないから

保護されたり、家に迎えてくれたはず

 

その子の為にと

してあげたくなるのは

とても大切に思ってるからでしょう

 

けど、その愛情の向き方が

もしもが起きた時

取り返しがつかない事にもなる

 

 

この子は大丈夫


今までなんでもなかった


 

その自信がどこから来るのか私にはわからない

 

絶対なんて絶対ないのだから

 


 

託された命を守れるのは

飼い主さんだけです

 

 

そして

もしもが起きてしまった時は

すぐに保護主さんや

近くの団体さん等

迷わず悩ます相談して下さい


時間が勝負なのです




 

毎日のように見る迷子の子達が

 

どうか見つかりますように