報酬や収入が少なくても、満足するという事は、提供している仕事の価値が低いと自ら認める事かもしれません。
ブログご訪問ありがとうございます。
営業とSNSネット集客をサポートする個人事業・起業・副業 専門ビジネス心理コンサルタント漆沢英一です。
「認知的不協和理論」とは
「この仕事は、稼げなくても自分が楽しいからやっています」。
それって本当ですか?
「認知的不協和理論」という、心理学的理論があります。
「労働者は、科せられた労働が過酷であればあるほど、安い賃金でも満足しやすい」
これが、アメリカの社会心理学者 L・フェスティンガーが唱えた「認知的不協和理論」です。
「認知的不協和理論」とは、心の中に生じた矛盾、つまり不協和状態を解消しようとする心理作用の事。
例えば、「タバコは肺がんの原因となる」という話を聞いても、簡単には禁煙できない場合なども、この理論で説明ができます。
「タバコを吸っていても長生きしている人はいる」「ストレスがなくなる」「仕事の効率が上がる」などなど・・・。
このように、禁煙への反論を行うことで、喫煙行動を正当化し、心の中の矛盾、つまり不協和状態を緩和させようとし、禁煙をしない理由にしたりします。
禁煙する前の私が、まさにそうでした。
(いまはおかげさまで禁煙して11年目になります。)
1ドルのほうが「楽しい」
有名な、認知的不協和理論の実験があります。
その実験とは、2つのグループにある単純で面倒な仕事をさせます。
一方には20ドルの報酬、もう一方には1ドルの報酬を支払いました。
そうすると、1ドルしかもらえなかったグループの方が「仕事を楽しかった」と答える人の数が多かったという結果が出たそうです。
単純で面倒な仕事をしたにもかかわらず、1ドルのグループは、自分が1ドルの仕事しかしていないと低く評価されたくなくて、「この仕事は自分が楽しいからやった」と自分自身に思い込ませることで、心の矛盾を解消したのです。
しかし、20ドル貰ったグループは、仕事のストレスをお金で解消するため、どうしても仕事を楽しむことが出来ませんでした。
「労働者は科せられた労働が過酷であればあるほど、安い賃金でも満足しやすい」という事がこの実験結果として出たそうです。
集客できなくても、稼げなくても、仕事が「楽しい」?
個人事業主で、集客できなくても、稼げなくても、仕事が「楽しい」と言っている方をよくみかけます。
実はこの「認知的不協和理論」により、心の中に生じた矛盾、つまり不協和状態を解消しているのかもしれません。
仕事は、お客様へ何かしらの価値あるものを提供し、その見返りとして報酬をえるものです。
その報酬や収入が少なくても、満足するという事は、提供している仕事の価値が低いと自ら認める事かもしれません。
お客様が喜ぶからこそ、仕事として稼げます。
その認識をきちんと持ち、稼ぐ楽しさを仕事で感じること。
すなわち、お客様の役に立つ喜びが、事業の継続という面では大切なことです。
「この仕事は、稼げなくても自分が楽しいからやっています」。
それって本当ですか?
▼最後までお読み頂き、ありがとうございます▼
ビジネス心理コンサルティング ソフィアズカラー
●営業/集客コンサルティング・Webコンサルティング・ブログカスタマイズ・ホームページ作成・映像作成・PCスキル・SEO対策を個人事業主様にご提供しています。。
●仙台を拠点とし、宮城県・福島県・山形県・岩手県・秋田県・青森県で活動中です。
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
各種お問い合わせフォーム