〜Episode4〜


薄暗い倉庫の中。アランは3人の男に囲まれていた。

(………ワタシハ…)

アランは頭を抑えるように地面にうずくまっている。

?「記憶とは厄介なものだ、削除した筈だがこのザマだ、仮面ライダー特有なのか知らないが早く私の道具になればいいものを。」

一見仮面ライダーにも見える金色の男が言い放った。

ゲンム「ウィルスの侵食は進んでいる、あとは時間の問題だ。すぐにそいつのようになる。」

ゲンムの横には大木ほどの太さの腕を持つ巨人、火の魔神が立っていた。しかし、不気味にもアランを見つめるだけで微動だにする様子もない。

?「コイツはそもそも私達と似たような『物資』だ…。まぁいい、計画を進めようか…」


言葉を聞くとゲンムは手にしていたバグヴァイザーの銃口を向ける。

アランの体内へと異質な光の粒子が入っていくのが目に見えた。

(マコ…ト…タ…ケル……カノン……ア…カリ…オナ…リ………)





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ある日ゲンムとマコトは廃工場にいた。

ゲンム「話とは何だ」

マコト「お前は何者なんだ?」

マコトはゲンムに問いかけた。

マコト「お前を疑っている訳じゃない。だが、俺の仲間が居なくなり、記憶を無くして襲って来た時にお前は現れた。そして何の躊躇もなくアランを攻撃した。アランは俺たちにとって大切な仲間だ、必ず取り戻す。そのためにもお前のことを教えて欲しい。」

ゲンム「(コイツはバカではないようだ…)…正直私の事を証明する人物も物もない。別に仲間になりたいわけでもない。だが街を救うには貴様たちの力では足りないと思ったから手伝うだけだ。」


マコト「何だと?俺が弱いというのか」


ゲンム「貴様はタケルよりもアランとかいう奴よりも弱い。その程度で仲間を救えるか?」


マコト「本当かどうか…俺の生き様、見せてやる!変身!」


マコトとゲンムの身体をまばゆい光が包み込み2人は仮面ライダーの姿となった。

マコトが拳を握りしめ振りかざす。ゲンムはそれを薙ぎ払い反撃に転ずる。

2人は激しい殴打を繰り広げる。






果敢に攻めるマコト、しかしゲンムはそれらをいなし1つ2つと反撃を重ねる。

マコト「俺は…負けない‼︎」


ダイカイガン!スペクター   オメガドライブ!


マイティークリティカルフィニッシュ!



マコトの脚には力強い青い炎を、ゲンムの脚には眩く迸る電撃を纏っていた。


2人の渾身の一撃が空中で交差する。


同時に着地した2人だが、マコトが膝から崩れ落ちた。

ゲンム「(まだ何か隠している?いや、もういいだろう。おおよそのデータは取れた…。)それが貴様の力だ。」


マコト「くそッ…」


マコトはゲンムを睨みつける。


2人の間の空間が避け中から火の魔神が出てきた。


火の魔神が襲いかかる。


マコト「何っ⁉︎コイツはっ」


ゲンム「一旦中止だ!2人で倒すぞ。」


ゲンムが火の魔神とマコトの間に割って入り、蹴りを与える。しかし、火の魔神はビクともせずに大腕をゲンムへと振り下ろした。


ゲンムはすんでのところで避けたが衝撃で吹き飛ばされた。


火の魔神はゲンムを掴みコンテナへと叩きつけた。


マコト「ゲンム!……くそッ!」


マコトはゲンムを助けるために火の魔神へと握った拳を叩きつける。しかし火の魔神は虫でも払うかのように軽く受け止める。





火の魔神の手はマコトとゲンムの身体を掴み握りしめる。2人は身動きが取れず身体から力が抜け返信が解除された。


ーダイカイガン!オレ!オメガブレイク!ー


マコト「タケル⁉︎」


タケル「2人とも大丈夫⁉︎ちょっと休んでて」


そう言うとタケルは懐から赤と黒で彩られたアイコンを取り出した。

一発闘魂!アーイ!バッチリミナバッチリミナ!闘魂カイガン!ブースト!俺がブースト!奮い立つゴースト!ゴーファイ!ゴーファイ!ゴー!ファイ!

タケルの身体が紅い炎に包まれる。

音が消えると全身が紅色に染まった仮面ライダーゴーストの姿があった。

ゲンム(なんだあの姿は…戦闘力が格段に上がった⁉︎マコトの数値を遥かに上回っている…!)


タケルは火の魔神へと走り出し身体目掛けて拳を何度も打ち付ける。

堪らず火の魔神は後ろへとたじろいだ。

タケル「一気に決める!」


そう言ってタケルは手にしていたサングラスラッシャーにアイコンを入れる。


メガマブシーメガマブシー!闘魂ダイカイガン!メガオメガシャイン!






炎に包まれた剣が火の魔神を切り裂いた。

火の魔神は倒れこみ動きを止めた。


マコト「タケル…すまない…」


タケル「あまり動かないでマコト兄ちゃん!傷が開いちゃうから!」


ゲンム(これは試してみるか…)




マコトとタケルの側に黒い影が近づいていることに2人は気づかない。





ーContinued on next timeー