〜Episode5〜
?「そう言う事だ。彼は檀黎斗のデータから出来ている。便利上ゲンムと呼んでいる。私は蛮野天十郎のデータから出来ている。ゴルドドライブと呼んでくれ。」
怪我をしたマコトに手を貸す為にタケルが走り寄る。
タケル「マコトにいちゃん!」
マコトの肩を担ぎ帰路に立とうとする。
マコト「タケル!危ない!」
マコトはタケルを突き飛ばした。さっきまでタケルの立っていたところに黒い渦が現れ、中から白いボディに黒と緑のパーカーを羽織った仮面ライダーが出てきた。
マコト「ッ…アラン…アラン!」
アラン「…」
黒い渦から出てきたライダーはマコトの親友であるアランであった。
マコトは必至に名前を呼ぶがアランは全く反応しない。
すると突然アランがタケルに襲いかかった。
タケルは身構えるが仲間であるアランに反撃ができない。
タケル「アランやめてくれ!」
タケルの叫びも虚しくアランの拳がタケルを殴りつける。
アランの攻撃に為すすべの無いタケルが地面に膝を着ける。
マコト「アラン…お前は俺が助け出す!」
そう言うとマコトはスペクターアイコンに手に取り変身した。
タケル「マコトにいちゃん!怪我が!」
マコト「ッ…」
マコトはアランとの激しい殴打を続ける。
マスクの上からでもマコトの苦渋の表情が伺えるほど疲弊していた。
ゲンム(…怪我をしているハズだが…互角。いや…それ以上…さっきよりも強くなっている。)
マコト「アラン…目を覚ませ!!!」
マコトの渾身の一撃がアランに突き刺さる。
アラン「マ…コト…タケ…ル」
マコト、タケル「アラン⁉︎」
アランはマコトとタケルの名前を微かに呼んだかと思うと背中から倒れこみ変身が解除された。
マコト「アラン!アラン!!しっかりしろ!」
マコトはアランに駆け寄り声をかけるがアランは目を閉じたまま動かない。
マコト「タケル!ゲンム!一旦帰るぞ!」
ゲンム(このまま帰るのはまずい…)
タケル「うん!アランを連れて帰らnッ!マコトにいちゃん!後ろ!」
マコトとゲンムの後ろに倒れ込んでいた火の魔神が動き出した。
火の魔神はマコト、と言うよりは、マコトの側にいるアランを狙っているようだ。
マコト「ッこいつ!アランを!」
アランとマコトの懐にあった英雄アイコンがタケルの元に飛んできた。
タケル「マコトにいちゃん。先に帰って。ゲンムも。ここは任せて。」
そう言うとタケルはアイコンドライバーGを装着した。
マコト「タケル!ここは任せた、行くぞ!」
マコトはゲンムに投げかけた。
ゲンム(⁉︎。何が始まる…)
マコト「ゲンム!早くしろ!」
マコトはゲンムを促しその場を離れた。
ガッチリミーナー!コッチニキナー! ゼンカイガン!ケンゴウハッケンキョショウニオウサマサムライボウズニスナイパー!ダ~イヘンゲ~~!!
タケル「みんな。行くよ。」
タケルは火の魔神へ走り出すと瞬く間に拳を何度もぶつける。
火の魔神は反撃する隙すら与えられず後ずさりするだけであった。
ゼンダイカイガン!グレイトフル オメガドライブ!
音が鳴ると共にタケルは後ろを向いた。
タケルの右足に光が集まっていく。
背中を見せたタケルに火の魔神が襲いかかる。
タケルはそれを狙っていたかのように振り向き、蹴りを繰り出した。
蹴りが当たる直前に黒い渦が現れ、火の魔神は姿を消した。
タケル「消えた⁉︎」
タケルの蹴りが空を切った。
タケル「…今はアランだ。一旦帰ろう。」
タケルは大天空寺に向かった。
その頃マコトはアランを担ぎ大天空寺に到着した。
マコト「タケルの事なら大丈夫だろう…ゲンム、アランを連れてはいるのに手伝ってくれ。…ゲンム?」
マコトは辺りを見渡したがゲンムの姿はなかった。
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ゲンムはある研究所にいた。地面には薬品や資料が散らばっている。
ゲンム「想定外が多すぎる…奴らは感情による力の上下が激しいな…それにタケルの赤い姿と黒い姿。この分だとマコトも力を隠している可能性があるか…。」
?「どの道もう奴らの元には行けないなぁ」
ゲンム「あぁ…アランは回収される上に、タケルがどう動くか戻ってみたら火の魔神がコテンパンだ…ろくにデータも取れていない…」
ゲンムは仮面ライダーのような姿をした金色の男と口論をしていた。
「俺が手伝ってやろうか?」
ゲンム「誰だ!」
「俺は…そうだな、気軽にスタークと呼んでくれ。」
スタークと名乗る男が研究所へと入ってきた。
ゲンム「何をしにきた」
スターク「なぁに、ちょっとした暇つぶしだ。仮面ライダーは俺にもちょっと邪魔でね。お互いに手を貸さないか?」
?「面白い男だ。この状況でそんな態度をとるとは。」
スターク「まぁまて、これを見ろ。」
スタークは大きな箱を取り出した。箱には頑丈に鍵がかけられている。
ゲンム「何だそれは」
スターク「さぁな。だが、中にはこの世の全てが入っていると聞いた。」
?「なぜ開けない」
スターク「わかっているだろ?開けれないんだよ。でも開けるヒントは知ってる。仮面ライダーだ。」
ゲンム「それで、用件は何だ。」
スターク「俺が戦闘員として仮面ライダーと闘ってやる。そうすれば奴らのデータが取れるだろう?俺はお前達にこの箱を解析して開けてほしい。箱の中は何かわからないが山分けとしよう。悪い話じゃないんじゃないか?」
?「………。いいだろう。私達は戦闘には向いていない。戦闘が出来る頭のキレる者が必要だった。」
スターク「戦闘には向いてないとは?」
ゲンム「我々はデータだ。この身体は言わば義体。本来の力はでない。」
スターク「そうか、じゃあ俺もマスターって呼んでくれてもいいぞ?……そんな顔するなよ、冗談の通じない奴らだなぁ」
ーContinued on next timeー



