Come Musetta...
今日は久しぶりに
La Bohème
ラ=ボヘーム
ではなく、
ラ=ボエームを見ました。
![{58D4E452-D617-415A-AD57-5C128AA2121A:01}](https://stat.ameba.jp/user_images/20130922/09/ursprung/96/4d/j/o0480067912691813092.jpg?caw=800)
簡単にラ=ボエームについて説明。
ジャコモ=プッチーニGiacomo Pucciniが作曲したオペラで、フランスのパリ(Parigi)を舞台に、芸術を志し、自由に暮らす若者(いわゆるボヘミアン)の生活を描いた、よく演奏されるオペラ=イタリアーナ(イタリア=オペラ)です。
その中で特に有名な曲は3曲あり、
「なんて冷たい小さな手だ。私に温めさせてください。」で始まり、ロドルフォが歌う、冷たい手を(Che gelida manina!)と、
「みんな私のことをミミと呼ぶの。でも、本当の名前はルチアなの。」で始まり、ミミが歌う、わたしの名前はミミ(Mi chiamano Mimì)と、
「私が街を歩くと、みんな立ち止まって私を見つめるの。」で始まる、ムゼッタのアリア(Quando me'n vò / 私が街を歩くと)
その中でも一番好きなのは
ムゼッタのアリアです。
歌詞はこんな感じです。
Quando me'n vò
Quando me'n vò soletta per la via,
La gente sosta e mira
E la bellezza mia tutta ricerca in me,
ricerca in me
Da capo a pie' ...
Ed assaporo allor la bramosia
sottil che da gl'occhi traspira
e dai palesi vezzi intender sa
Alle occulte beltà.
Cosi l’effluvio del desio tutta m'aggira,
felice mi fa, felice me fa!
E tu che sai, che memori e ti struggi
Da me tanto rifuggi?
So ben:
le angoscie tue non le vuoi dir,
non le vuoi dir so ben
Ma ti senti morir!
私が歩くと、
私が街を一人で歩くとね、
みんな立ち止まって私を見つめるの。
それで私の美しさに見とれて
わたしを見るの
頭の先からつま先までね。
それで私はね、その人たちの私に対する密かな憧れを楽しむの。
その人たちの目から漏れ出てくる憧れと
私の隠された美しさに気づいた憧れをね。
私を知ってて、私を覚えてて、そして、私に憧れてるあなたは、
私を避けて通ることができるの?
私はよく知ってるの。
あなたが心の中の苦悶を表したくないことをね。
本当によく知ってるの。あなたは悲痛に暮れているのにそれを表したくないってことをね。