2泊3日骨盤臓器脱手術後(LSC)の方の再診でした。1ヶ月後の診察で、下腹部に響くような鈍痛が継続するとの事でした。

 茶道をされている方で、痛みで座っていられないため見学をされたとのご相談でした。手術後の経過はよく、便秘や尿失禁も目立ってありません。創部も綺麗です。腹部所見も柔らかく、圧痛などありません。


 はたして?


 台上診で、両側の内閉鎖筋にトリガーポイント!かなりの圧痛でした。さらに内閉鎖筋の萎縮があり、廃用性の筋拘縮もありました。


 手術後、大事にしすぎて、身体を動かさない状況がMPPSの症状悪化に繋がった可能性が高いと考察しました。

 もちろん、骨盤底リハビリテーションで筋膜リリース、可動域改善、柔軟性改善、筋力アップなど課題が上がりました。


 術後ケアについて、術前からポイントをお話しする必要性を感じ、反省となりました。