本日は遠州病院婦人科でハンズオン。


腟の血流を維持ができる子宮全摘のLSCを行いました。向先生に気に入って頂き、精度を高めています。

意味不明だと思いますので、


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1.通常、子宮摘除する時は子宮上部切断が行われています。




腟の血流を維持するためです。

血流が無くなると、メッシュの露出の確率が上がります。

ただ、頸がん検診などメンテナンスは必要です。


2.だからと言って全摘すると


腟の血流が遮断されるので、


1.腟長が短くる → 性交痛の可能性

2.メッシュ露出→感染、出血

3.腟壁の萎縮の可能性

などが考えられるため、全摘はしません。


3. 上記の理由ですが、メンテナンスをしたくないと言う方も3割程度予想されます(米国の調査)

そう言う方のために、


血流を維持しつつ、メンテナンスフリーとする術式。




子宮頸部筋層だけ残します。

腟の血流は維持されつつ、内腔は全て切除されるため頸がんの心配は無くなる可能性が高いと考えられます。


子宮頸部筋層温存・子宮全摘除術と呼んでいます。