もし、骨盤底の手術に関わる先生方に目が触れたならと言う体で書きたいと思います。


 昨日大阪で手術を受けた患者さんからの問い合わせがありました。手術後にクレアチニンが上昇し、腹腔内に尿が貯留、ステント留置が不可、このためドレーンを腹腔内に留置しクレアチンは軽快。

 「さて次のアクションは?」


腎瘻、腎摘の提案があったそうです。


「はぁー!」です。


ドレーンまではいいですよ。


ほんとはその場で、緊急、尿管膀胱新吻合、手術枠が無ければ、準緊急で新吻合でしょ!


手術後直後から腹腔内の炎症・癒着が強くなります。2週間を越えると、もう様子観てからになります。6ヶ月位落ち着いてからリオペです。


泌尿器科医の仕事の中で「尿路再建」はとても大事な手術です。


前立腺全摘、膀胱全摘位で、喜んでる場合では無い!