彼女が気づいた、小さな異変が彼の命を救いました^ ^
私には、男性と女性の関わりの中で、今でも忘れられない患者さんがいます。
20代の男性でした。
ある日、彼女が彼の体に小さな異変を見つけました。
「なんか、いつもと違う気がする。」
その違和感を見逃さず、彼に病院を受診するよう勧めたそうです。
最初は本人も、「大丈夫じゃない?」という程度だったそうですが、彼女の勧めで受診することになりました。
診断は精巣がんでした。
すぐに手術を行い、その後は化学療法、そして将来子どもを望む可能性を考え、治療前に精子保存も行いました。
現在は治療を終え、元気に日常生活を送られています。
もし、彼女が異変に気付かなかったら。
もし、「気のせいだよ」で終わっていたら。
そう考えると、あの時の彼女の気付きが、彼の人生を大きく変えたのだと思います。
一方で、私には忘れられない出来事があります。
学生時代の同級生が精巣がんで亡くなりました。
若くして命を落とした友人のことを思うたび、病気の怖さと、自分の無力さを感じます。
だからこそ、早期発見によって救われる患者さんを見るたびに、「本当に良かった」と心から思います。
男性も女性も、自分の身体の変化には意外と気付きにくいものです。
でも、一番近くにいる家族や恋人だからこそ気付ける変化があります。
女性が男性の異変に気付くこともあります。
「ちょっと病院へ行ってみたら?」
その何気ない一言が、命を救うことがあります。
私は亀田総合病院に来た当初から、大切にしている言葉があります。
「Always Say Yes.」
大切な人に心配されたら、まずは素直に受け止めてみる。
「大丈夫」と決めつけず、一度受診してみる。
その「Yes」が、未来を守ることにつながるかもしれません。
あなたの大切な人が「何かおかしい」と感じたら、ぜひその声に耳を傾けてください。
そして、あなた自身が心配された時も、どうか素直に受診してください。
その一歩が、人生を変えることがあります。
「女性を理解することは、男性を守ることでもある。そして、男性を理解することは、女性を守ることでもある。」
