初めに断っておきますが、私はマニアではありません。
知識も浅く間違いだらけです。年寄りの戯言と思って細かい所は突っ込まず、流してください。
親切心から教えて頂くコメントも私にとってはどうでもいいことです。
ただ自分が好きだったり懐かしいと思ったものを手当たり次第に手に入れているだけです。
それでも全ての乗り物を出来るだけ動態保存しようと微力ながら努力しております。
ゴミのような人間ですが、ある意味少しは社会に役立っているのかもしれません(これも戯言です)。
BMWもそうですが敗戦国の戦闘機メーカーが敗戦後に二輪を作り出したのはよくある話です。
隼の中島飛行機は富士産業(現・富士重工)となりラビットを、ゼロ戦の三菱がシルバーピジョンを作りました。
敗戦で平和産業に転換するという意味で平和の象徴のハトの名前をつけたとのことです。
ラビットとシルバーピジョンはいいライバルだったようですが、ラビットの方が丈夫で速かったらしいですね。
その辺が残存している車体の数に現れているようです。
ラビットも既に少なくなりましたが、シルバーピジョンは滅多に見られません。
私が子供の頃はラビットもピジョンも山ほど走っていたはずですが、当時の私には区別はつきませんでした。
東京オリンピックの高度経済成長当時に交通の主流がスクーターやオート三輪から4輪へ移行していきました。
シルバーピジョンは1964年、ラビットも1968年で生産中止になりました。
C140は1963年から1年だけ作られた最後のシルバーピジョンです。造りも気合いが入ってます。
正確なところを知りたい方はこのような本を買って勉強してみてください。

スクーターなど無縁だった私がふとしたきっかけでマニアな方と知り合いました。
このマニアさまのお宅に伺った時に初めてC140(だったと思います)を見て驚きました。
テールの造形がアメ車風で、まるで昔あったフラッシャー付き自転車のようです。

なんという恥ずかしさ、でもこの時代の子供たちには憧れでした。
その後シルバーピジョンについて少しは知りました。
好みから言えばC111です(これも拾い物です。問題あれば削除します)

4ストOHVで機械としても正しい。でもリアの造形はやはりC140の方が好きだし2ストが好き。
その内にひょんなことから我が家にベスパ200ラリーが転がり込む。


洗練されてかっこいいですねえ。時代もありますけどラビットやピジョンの野暮ったさとはえらい違いです。
大変程度がいいようですが、前オーナーからレストア途中で放り投げられて10年以上。
「邪魔だから金は後でもいいから持ってってくれ」と言われて格安で引き取り。
でも組む(組んでもらう)のはまだまだ先ですね・・・・。
と、ベスパも放置のまま、他のバイクに手こずったり、モトビが来たりモンスターが来たり。
落ち着きがないのは子供の頃からです。節操がないのは思春期以降ずっとですからおかまいなく。
そんなある日、ふとヤフオクで不動のピジョンを見つけました。
「安いなあ・・・でも、すぐ値が上がっちゃうんだろうなあ。ほんじゃ記念に」と気軽にポチ。
落ちちゃいましたがな・・・、しゃーない、犬に噛まれたと思って引き取りに行くか・・・。
こいつ鉄スクまにあか?とお思いのあなた。違います。全てはただの出来心です。
そんなこんなで御殿場までステップワゴンで回収に行きました。
ステップワゴンがあるととても便利なんですが、気軽にバイクを買っちゃうのが問題ですね・・・。
出品者によれば一年前まで動いてたとか。
先輩にもらったまま登録もしてなかった(書類無し)とのこと。
まあ原付なんで盗難車でなければ登録はできるでしょう。でも乗れるようにするまでは大変だろうなあ。

一際異彩を放っております。まるで大きなブリキのおもちゃ。確かにちょっとハトっぽい。

50年以上たった割にはきれいで、雨ざらしではなく、普通に大事にされてた感があります。
けど、他のピカピカなバイクや車に比べるとすっげえボロですね。
でもこれはこのままがいい。きれいにするのはむしろ年輪に対する冒涜でしょう。
こんな風に尻が持ち上がります。ギミックがステキ。

リアはチューブレスらしいですが、チューブ入れた方がいいでしょう。

車重は140キロなんで速い訳もない。でもこのバイクの外見は素晴らしい。
C140と三菱デボネアは元GMのデザイナーだったハンス・プレッツナーが担当だったとのことです。
どーでもいい薀蓄ですがね。
さて、これはディアゴスティーニのように少しづつ遊んでみましょうね。
そしていつかしまなみの古い町並みを走りたい。