8月9日(月):石打練習会(西浦先生指導ポイント) | 弓道 今日のポイント

弓道 今日のポイント

弓道の練習での、指導ポイント、感じた点を記録していきます

昇段審査明けの、今日の練習、

いつものように一つ的射礼の練習から。

でも、ちょっと違う。

審査が終わったので、大改造に着手って印象。

 

 ① 一つ的射礼練習(二人立ちの大前)

  • 体配(肌脱ぎ動作)
    夏の着物さばきは非常に難しいが、
    体の縦線を崩さずに肌脱ぎを行うこと。
    体が傾かないこと、揺れないのがベスト。
    (遠山の金さんにもならないこと)
  • 体配(肌脱ぎ動作)
    肌脱ぎで体配が乱れると、矢も乱れる。
    肌脱ぎ後、的正面に向きを変えた際に矢が開く。
  • 体配(開き足)
    確実に膝を被せること。
    確実に膝を被せることで、
    膝頭分前に跪座の位置が変わるはず。
    前後の人との並びがずれるので、しっかり開き足を行うこと。
  • 体配(開き足)
    膝を被せた後、腰を踵に動かす捻りで、足がついてくる。
    足を動かして、腰を踵に置くのではない。
    腰と足が収まるのは同時。
    足を動かして、腰を置きに行くと、跪座の縦線が沈む。
  • 体配(矢番え動作)
    左ひじを活かして弓を立てた後、
    矢番え動作で、肘が死なないこと。
    また、矢を組んで取った後、右ひじを活かせて、羽扱きをする。
    矢を送る際に、筈を持つときに
    右ひじが死ぬ(下がる)傾向がある。
    両肘を活かしたまま、矢番え動作を行うこと。
  • 体配(一つ的での大前の射位から下がる足さばき)
    右足から、真っ直ぐに本座に向かい、
    左足で、的正面に向けを定めて、右足で締めるか、
    もう一歩で左足で締める。
    落ちの場合と角の取り方が異なるので検証要。
  • 体配(肌入れ動作)
    夏場、どうしても肌入れができない場合、二度ほど試みて、
    無理そうなら、弓を倒して、肌入れを行うことは可。
    そのあと、着物の袖が通った時点で、まず、弓を立てる。
    その際、籐頭を確実につかむことと、本筈を膝の中央にし、
    弓を真っ直ぐに立てること。
    焦ると、雑な動作になる。籐を持ってしまうと、違和感を感じる。
    弓を立てて、着物を整える。
    (これが難しい。待たせたくないし、着付けも雑になってしまう)
  • 体配(肌入れ動作)
    肌入れ後、的正面に向きを変えて、弓を差し込む際に、
    弓に袂を確実に入れること。
    (少しテクニックがいるが、検証すること)
    勝手を腰にする際に、
    弓手の位置と勝手の位置が正確に揃うこと。
    また、勝手を腰にする際に、膝を活かし、跪座となること。
  • 体配(退場)
    大前について退場する際、末筈は大前の向かって左側にして、
    歩を進めること。
  • 射技(大三)
    大三で勝手の送りが少なく、大きくとりすぎる。
    また、勝手の肘を張る意識のため、勝手肘を引いてしまうのと、
    勝手の手なりが崩れて、手繰りの形になりやすい。
  • 射技(会)
    短すぎる、2,3秒ではだめ。
    これから会での伸び合い、
    詰めあいをする前の矢頃で離している。
    縦線を活かして、少なくとも5秒以上の会の伸びが欲しい。
  • 射技(弓倒し)
    肘が先に下がる傾向がある。肘を残す意識が必要
    普段の射込み等での練習で、
    折りたたむ弓倒しが染みついてる。
②立ち練習(審査の間合い)
  • 相変わらず、勝手の肘が下がり気味。
  • 勝手の肘が下がる分、弓手の肩が上がったように見えて、
    肩線が右肩下がりになる。
  • また、勝手の肘が下がると同時に
    捻りが無くなり手繰った形になる。
  • 弓手の肩がもう一つ弓に攻める必要がある。
    抜け気味を解消する必要がある。
  • 離れが弱い、弓手の肩から伸び合いで離れが出ていない。
    残心で縦横に伸び合った残心になるような離れが必要。
③巻藁練習(射技指導)
  • 打起しがまた、鳥打になってる。
    どうしても最後で、弓手の肩を突き出そうとするため、
    矢が上を向く。
    勝手の取り掛けの工夫と、勝手先導での打起し、
    勝手の引き上げが必要。
  • また、顎が浮く。(大三から徐々に顕著になる)
    うなじを伸ばす意識で大三へ移行すること。
    大三で弓手肩を沈めながら、前に出す際に顎が浮く。
  • 大三からの引分けを下すのではなく、
    真横に引き始める感覚が必要
    そのまま、真横に伸びる感覚で、
    勝手の肘が真面な位置に収まる。
    (自分では引分けを相当途中で止めてる感じ。)
  • 大三での捻りを再確認すること。
  • 引分けで捻りが戻らないように、感覚的には、
    雑巾を絞るイメージで、
    勝手下筋を伸ばす意識で引き分けること
  • 会で、もう少し、弓手方が弓に攻める、
    割り込む方策を研究する必要あり。
    (大三で肩線が開く傾向もあるので、大三の肩線の再確認要)
  • 離れで、弓手肩から離れを出す必要がある。
  • 胸で割るような力強い離れを出すための検証が必要。
今回は、普段から指摘を受けてきた内容に対して、
大手術が必要なくらい、事細かに指摘を受けました。
ただ、今回はまだ、弓手手の内は割愛していただいてた感じなので、
ますます、課題は山積み。
 
11月の審査もあっという間に訪れるので、
普段からの練習にしっかり向き合っていく必要がある。
特に、射込み練習での、中て気に走ることが多いので
戒めて弓に接します。