昇段審査明けの、今日の練習、
いつものように一つ的射礼の練習から。
でも、ちょっと違う。
審査が終わったので、大改造に着手って印象。
① 一つ的射礼練習(二人立ちの大前)
- 体配(肌脱ぎ動作)
夏の着物さばきは非常に難しいが、
体の縦線を崩さずに肌脱ぎを行うこと。
体が傾かないこと、揺れないのがベスト。
(遠山の金さんにもならないこと) - 体配(肌脱ぎ動作)
肌脱ぎで体配が乱れると、矢も乱れる。
肌脱ぎ後、的正面に向きを変えた際に矢が開く。 - 体配(開き足)
確実に膝を被せること。
確実に膝を被せることで、
膝頭分前に跪座の位置が変わるはず。
前後の人との並びがずれるので、しっかり開き足を行うこと。 - 体配(開き足)
膝を被せた後、腰を踵に動かす捻りで、足がついてくる。
足を動かして、腰を踵に置くのではない。
腰と足が収まるのは同時。
足を動かして、腰を置きに行くと、跪座の縦線が沈む。 - 体配(矢番え動作)
左ひじを活かして弓を立てた後、
矢番え動作で、肘が死なないこと。
また、矢を組んで取った後、右ひじを活かせて、羽扱きをする。
矢を送る際に、筈を持つときに
右ひじが死ぬ(下がる)傾向がある。
両肘を活かしたまま、矢番え動作を行うこと。 - 体配(一つ的での大前の射位から下がる足さばき)
右足から、真っ直ぐに本座に向かい、
左足で、的正面に向けを定めて、右足で締めるか、
もう一歩で左足で締める。
落ちの場合と角の取り方が異なるので検証要。 - 体配(肌入れ動作)
夏場、どうしても肌入れができない場合、二度ほど試みて、
無理そうなら、弓を倒して、肌入れを行うことは可。
そのあと、着物の袖が通った時点で、まず、弓を立てる。
その際、籐頭を確実につかむことと、本筈を膝の中央にし、
弓を真っ直ぐに立てること。
焦ると、雑な動作になる。籐を持ってしまうと、違和感を感じる。
弓を立てて、着物を整える。
(これが難しい。待たせたくないし、着付けも雑になってしまう) - 体配(肌入れ動作)
肌入れ後、的正面に向きを変えて、弓を差し込む際に、
弓に袂を確実に入れること。
(少しテクニックがいるが、検証すること)
勝手を腰にする際に、
弓手の位置と勝手の位置が正確に揃うこと。
また、勝手を腰にする際に、膝を活かし、跪座となること。 - 体配(退場)
大前について退場する際、末筈は大前の向かって左側にして、
歩を進めること。 - 射技(大三)
大三で勝手の送りが少なく、大きくとりすぎる。
また、勝手の肘を張る意識のため、勝手肘を引いてしまうのと、
勝手の手なりが崩れて、手繰りの形になりやすい。 - 射技(会)
短すぎる、2,3秒ではだめ。
これから会での伸び合い、
詰めあいをする前の矢頃で離している。
縦線を活かして、少なくとも5秒以上の会の伸びが欲しい。 - 射技(弓倒し)
肘が先に下がる傾向がある。肘を残す意識が必要
普段の射込み等での練習で、
折りたたむ弓倒しが染みついてる。
②立ち練習(審査の間合い)
- 相変わらず、勝手の肘が下がり気味。
- 勝手の肘が下がる分、弓手の肩が上がったように見えて、
肩線が右肩下がりになる。 - また、勝手の肘が下がると同時に
捻りが無くなり手繰った形になる。 - 弓手の肩がもう一つ弓に攻める必要がある。
抜け気味を解消する必要がある。 - 離れが弱い、弓手の肩から伸び合いで離れが出ていない。
残心で縦横に伸び合った残心になるような離れが必要。
③巻藁練習(射技指導)
- 打起しがまた、鳥打になってる。
どうしても最後で、弓手の肩を突き出そうとするため、
矢が上を向く。
勝手の取り掛けの工夫と、勝手先導での打起し、
勝手の引き上げが必要。 - また、顎が浮く。(大三から徐々に顕著になる)
うなじを伸ばす意識で大三へ移行すること。
大三で弓手肩を沈めながら、前に出す際に顎が浮く。 - 大三からの引分けを下すのではなく、
真横に引き始める感覚が必要
そのまま、真横に伸びる感覚で、
勝手の肘が真面な位置に収まる。
(自分では引分けを相当途中で止めてる感じ。) - 大三での捻りを再確認すること。
- 引分けで捻りが戻らないように、感覚的には、
雑巾を絞るイメージで、
勝手下筋を伸ばす意識で引き分けること - 会で、もう少し、弓手方が弓に攻める、
割り込む方策を研究する必要あり。
(大三で肩線が開く傾向もあるので、大三の肩線の再確認要) - 離れで、弓手肩から離れを出す必要がある。
- 胸で割るような力強い離れを出すための検証が必要。
今回は、普段から指摘を受けてきた内容に対して、
大手術が必要なくらい、事細かに指摘を受けました。
大手術が必要なくらい、事細かに指摘を受けました。
ただ、今回はまだ、弓手手の内は割愛していただいてた感じなので、
ますます、課題は山積み。
11月の審査もあっという間に訪れるので、
普段からの練習にしっかり向き合っていく必要がある。
特に、射込み練習での、中て気に走ることが多いので
戒めて弓に接します。
戒めて弓に接します。