今日は、大津での昇段審査。
でも、コロナ禍なので、矢渡し・開会式もなく、
お昼の受付だったので、布目道場で付け矢練習。
吉本先生から、2、3指摘を受けました。
- 口割が高い。
埜一本高い。
審査員からは、会に入る途中なのか、
会に収まり切れてないとの判断もあるとのこと。
コロナ禍で、マスクをつけての行射のせいかもしれないけど、
勝手の肘が落ちないようにの意識のせいか、
口割が高くなっていたのかな。
鏡を見て、巻藁では修正できるも、
的前では、やっぱり、埜1/3高くなってるとの指摘。
口割を僅かだけなのに下げようとすると、
勝手の肘の位置が掴みにくくなる。
人間の感覚ってあやふややね。
- 引き胴になってる。
勝手の肘を下げないで裏的に伸びる意識とか、
手繰らない意識のためか、縦線が、勝手に引っ張られている
との指摘。
今の課題は、勝手の肘の高さと手繰り(捻りが甘くなる)の点
そのため、縦線にまで響いている。
審査直前で、大きな指摘ポイント。
⇒胴造り・弓構えでの縦線を保持して、
引き分けで、胸で分ける意識を持たないと。
- 昔から、的中は、押手で出すといわれているけれど、
勝手の軽妙な離れも重要な要素。
先日、全関東学生弓道選手権大会の
ライブの試合を見させてもらって、
中てる選手は、会の充実、押手の強さもさることながら、
勝手の(離れ)の切れも鋭くて、軽かったと話したところ、
押手だけでなく、如何に軽く弓力の反動で鋭く、
真っ直ぐ裏的に出るかも重要とのコメントをもらいました。
いい時の離れは、勝手が軽く、残心も大きく執れる感はある。
勝手・指先の力を抜き、
肘と、前腕の捻りだけで会から離れに持っていけるといいんだけど。
どうしても、手首に力がかかる。
または、指先に力が残る。
難しい。
以前、本多先生が、弦を刃物と思い、弽帽子を切るようなつもりでとか、
弦溝を刃物と感じ、弦を切るように離れを出せばいいとか聞いた気が。
(本多政和先生の離れはそのものだったな)
また、明日から出直し。