バスのお客は僕が1人目だったみたいで、僕を乗せたバスは次のお客を拾う為、他のホテルを回りだしました。
最終的に、乗客は僕を入れて6人、アメリカ人の女性が二人、ニュージーランドの女性が1人、スイス人の男性が1人カンボジア人の女性が1人というかなり国際的な組み合わせになりました。
スイス人とカンボジア人は付き合っているのかなんなのか、隣の席で延々イチャイチャしてました。
僕以外は皆英語が堪能で、いろいろ会話してました、なんかこう言う時に英語が出来ないのが悔しくなりますね!
バンコク市内から5時間弱走って、カンボジアとの国境付近に到着しました。
そこでバスから下ろされると、小さな食堂に案内され、そこでカンボジアのビザを取らされたんですが、ビザ代1,300バーツ、写真代100バーツ、チップ100バーツなんて言い出して結局ビザを取るだけで1,500バーツもかかりました。
後で知ったんですが、ビザは国境でも取れて、しかもそっちの方が格段に安い(1,000バーツくらい)らしく、僕はまんまとぼったくられた事になります。
まー何にしてもこれで無事に国境を越えられるなー、と思って水を買って一休みしてると、一緒に乗ってきたアメリカンとニュージーランドの女性3人がスタッフに案内されてバスに乗り込みました。
僕もついて行こうとすると、別のスタッフに日本語で「まってまって、アナタは乗らないよ」と引き留められてしまい、不安になった僕が「ミーは?ミーはアナザーバス?」と聞くと「イエスイエス、座って」となだめられました。
しばらくすると僕も呼ばれ、また新たなメンバーとバスに乗って移動しました。
そのバスで国境まで行って、出入国審査を受けるようです。
国境事務所前に着くと、スタッフが「国境から何でシェムリアップ(カンボジア)まで向かうかによって、値段が変わる、バスなら200バーツ、タクシーなら1,200バーツだ」と言い出しました。
僕は仕方なくまた200バーツをそのスタッフに渡し、国境で審査を受け、バスの待合室まで行きました。
国境
その道中イスラエル人の女性と知り合い、バスの待合室ではさらにイングランド人の男性、その彼女であるカナダ人の女性、ニュージーランド人の男性と出会い、僕も拙い英語でなんとか会話しながらバスの出発を待ちました。
そこからバスで走る事約2時間、小さな食堂で停車しました。
そこで40分ほど休憩するらしく、僕らは無理やりバスから下ろされました。
その食堂でボーッとバスの出発を待って居ると、小さな女の子が近づいてきて僕を指差しながら日本語で「日本人?」と聞いて来ました。
僕が「日本語わかるの?」と聞くとハニカミながら「少し」と答えました。
僕が年齢を聞くと、14歳と答えた彼女は、年齢よりも若く見えると同時に何か憂いのようなものも醸し出していました。
はぁはぁ、オジサンおかしくなっちゃうよ……。
いや、俺はロリコンや無いで!俺のストライクゾーンはJK以上や!この子だけ特別なんやで!はぁはぁ!
その食堂から再びバスで2時間ほど走り、ようやくシェムリアップの町に到着しました。
が!
つづく
※シェムリアップはアンコールワットがある町です。