最後の最後でついに完成。
ほらね、だから「ノーミスで滑り終えれば神プロ」って言ったでしょう?
シーズン初め、松岡修造氏に「あれはどんな何を表現しているのか」と聞かれて笑顔で「わかりません」と答えていた浅田真央。
それを、今ではしっかり自分で解釈してプログラムを自分の物にした。
あの頃と、まるで別人。
このプログラム、トリプルアクセルにいくまでの助走の緊張感ですらプログラムに組み込まれているのかと錯覚するほど、曲の旋律と浅田真央のジャンプがマッチする。
「歓喜の拍手は演技が終わるまでガマンよ!」
タラソワがそう言っている・・・と思う。
濃厚すぎて拍手できません(笑)
今はただ、ただひたすら浅田真央が演じる「鐘」を目に焼き付ける事に集中しよう。
ラフマニノフ19歳の頃の作品と、それを演じる19歳の浅田真央。
この二人の天才が作り出す、フィギュアスケートと言う競技を借りて完成した究極の作品を心に納めよう。
リンクを縦に、両手を上に掲げて跳んだ3F+2Lo+2Lo。
五輪で失敗した3連続ジャンプ。
決まった!
紐を引き鐘の鳴らす。
これまた五輪で失敗した3T。
ああ決まった!!
復活したイーグルからの2A。
もうこの一連の流れ最高!!!
シットポジションでのツイヅルから一気にラストまでたたみ込む、今シーズン最後の、そして最高のストレートラインステップ。
鐘の音と共に両手を掲げたラストポーズ。
自由と開放。
不覚にも涙が出ました。
真夜中なのに、パソコンの前で泣いてました私。
タラソワ~~
見てるか~~
あんたの自慢の教え子は、難しいプログラムをノーミスで滑り終えましたよ。
ああ、私はやっぱり浅田真央の「鐘」が好きだ!
もう大好き!!
来シーズンはどんなコーチに師事し、どんなプログラムになるのかはわからないけれども、タラソワとの関係は絶たないでいてほしい。
良くも悪くも彼女の良さを引き出せるのはタラソワのプログラムだと思うから。
日本に滞在してくれたジャンナコーチにも感謝。
最後まで着いていてくれてありがとう。
一緒に一喜一憂させてもらって・・・幸せでした。
浅田真央に感謝!
チーム真央に感謝!