神はサイコロを振らない 4話 | 業務連絡

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山本太郎が良い男に見えて来るから不思議だ(笑)

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ヤスコ、菊介、柚子。
残された者のそれぞれの10年。

菊介は叶えられなかった夢を時代のせいにして、ヤスコは大事な者を失った喪失感を埋めるように心に蓋をして生きてきた。
だからまるで自分自身を殴るかのようにお互いの頬を打つ。

亜紀 「どうして殴るの?」


菊介 「わかんないっ!」

泣いた。「ここが良くて泣けた」とか言うんじゃなくて、ただポロポロ泣いた。
誰にでもある叶えられなかった夢。
だからヤスコと菊介がお互いの頬をピシッ!ピシッ!と頬を打つ姿が、まるで私の頬もピシッ!ピシッ!と打たれているように感じて痛かった…。

このドラマが良いのは、見ている方も登場人物に共感出来るらなんだろうな。
だからこんなにも泣けるんだろう。

テツの夢はヤスコを嫁さんにする事。
それを叶える為に花束を持ってプロポーズしに行く。

しかし、テツにはほんの数日前の事でもヤスコにとっては10年も前の事。
そう言えば1話でヤスコが言っていたっけ。
「18才から28才までの10年と、28才から38才までの10年は違う」と。
感動的な親子の対面を見てもどこか冷めて表情でいるのは、402便の乗員乗客は籠の中で死んだカブトムシのように、思い出だけを残してまた消えてしまうから?

それでも残された者は生きていかなければならないのだ。
2006年の今を生きている。
だからヤスコはテツに「ごめんなさい」を言ったんだろう。

でもテツは覚えていたんだよ、ヤスコの夢を。

“自分に正直に生きたい”と言うヤスコの夢を・・・

だから言えたんだ。



「謝るなよ。バカ!」




太郎ちゃん。あんたこんなに良い表情をする役者だったっけか?
アフリカで現地の人と違和感なく溶け込む太郎ちゃんのイメージとは大違いだわよ!!
ええ男になったなぁ・・・(しみじみ)