神奈川県の開成町に初めて行った。

今年は梅雨入り前だが、満開だという。

「あじさいまつり」

こういう日に限って電車が遅れ、待ち合わせに間に合いそうになく、新幹線で向かうことにした。予定外に高くついたが、車内は快適だった。30分ほどで小田原へ。小田急線に乗り換えたらPRしてた。

 開成駅で友人らと合流。シャトルバスが出ていたが、会場まで歩くことにした。

友人の第一声は「桜以外でついに花を見に行く年齢になったね。」だった。

自然にこうなっていくのだろうか。

30分ほど歩いて会場。もともとは田んぼのあぜ道に植えたのだろうか。

水路とあじさい。

曇天で良かった。

そうそう、ガクアジサイが好きだ。

平日に行ってよかった。花の色は地質に影響すると聞いたことがあるが、なぜ隣り合うあじさいの色が違うのか。土はそれだけ微妙なバランスで成り立っているのだろうか。中央の広場でオカリナの演奏をききながらビールと餃子をいただき、酒蔵へ。

しばらく醸造を中断していたが、2018年に再開した幕末創業の酒蔵とのこと。

 中では飲み比べなどもでき、雰囲気もあってとても心地よかった。

 これからは恒例のイベントにしよう、と友人は言っていたが、3月の菜の花と河津桜に続き、6月はあじさいと酒蔵で会う仲間になったけど、10年前にはマラソン仲間だったし、そもそも四半世紀前には大学の手話サークルで出会った友人。


調子にのって小さければいいだろうと300mlの酒を買い込んでしまった。いくら小さくとも合わされば重いのは当たり前だ。

…帰りは当然普通列車で。少し酔ってもいたし、意外と歩いたので寝ながらだったが、幸せだった。

ただ、来年はリュックで行く。