落語の仲入り、近くのコンビニで商品を見繕ってレジに並ぼうとしたらセルフレジが目に入った。休憩時間は限られているし、有人レジに並んでいる一方でセルフレジには人がいなかった。ならば使おう、とセルフレジへ。

 アナログ野郎、最近ようやくQRコード決済を取り入れた。操作にもまだ慣れていない。たどたどしくて手つきはあやしい。

 まず商品のバーコードを読み取らせる。

次にQRコードを出そうとスマホをいじる。セルフレジの画面を操作しようとして自分の両手がふさがったので手に持っていたスマホを下の台によく見ずに置いたら、ゴト、という音がした。床にスマホを落としたか、と下の台を見たら、下の台はポストで、自分のスマホが投函されていたのである。


あぁ……


 この続きはもう触れたくもない。

ポストの管理は郵便局が行なっており、コンビニ側では中の荷物を取り出せないという。ひとまず落語に戻って後半を聞いて、コンビニに戻ったら、郵便屋さんは1日に2回ポストの中身の集荷に来るとのこと。運が良く1時間程でこの日最後の集荷が予定されており、投函したスマホは無事に手元に戻ったのだが、なんというか、情けない。たまたまシフトの交代なのか、入れかわる店員さんの中で共有される自分の愚行。

 今回はレジの下にあるポストの構造に目がいかず、台としての認識でしかなく、危険予知すらできていなかった。



 というわけで、今後はローソンのレジの下にあるポストには気をつけたいと思う。あと、セルフレジの操作にまごつかないようにしたい。