宿命星 【偏印】 | 高橋有利恵*愛五行の和*言葉家歌連

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頭領になる可能性のある星

フィクションです。


おばあさまの言いたい放談

「10個ある宿命星の 最後に【偏印】がくることに あまり納得はしていないのですが

昔読んだ本に 「偏印が上下に並ぶ人は頭領運がある」と書いてありました。そのことを今になり思い出して やはり宿命星の中では 一番強い星なのではないか?と思います。



ただし 自分自身のほかの宿命星や 五行 12運の条件がそろえばの話になります。条件がそろうことは 確率的にはとても低く ただ【偏印】があるから 人の上に立てるものではありません。


さらに 個人の素質だけではなく まわりの環境 両親や育ててくれた人などの条件 土地的な条件 例えば都会かいなかか 暖かい場所か寒い場所か 生まれた時代によっても 宿命星の働きは違ってくると思います。


例えとして話しますが 鎌倉幕府の最初に活躍された人々は ちゃんと名前が遺されています。 このほとんどの人々には 【偏印】が重要な位置にあったと思います。



それぞれの人々が 大小の違いがあっても 人の上に立っておられたからです。


【偏印】は 言葉を使う星です。今の時代であれば 都会に集まる星です。しかし鎌倉時代には 京都以外に 都会はなかったと思います。詳しくは知りませんが。歴史が専門ではないので。


そうすると 各地方のトップに立つ人に【偏印】という言葉を使える星を持った人々がなったはずです。


鎌倉時代は大家族ですから 家族の中でも【偏印】がある人が 自然にその集団の頭領におさまったのではないでしょうか?


武家の時代が始まる鎌倉時代には 【偏印・偏官・偏財】を持った人々が活躍して脚光を浴びたはずです。」




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大河ドラマ「鎌倉殿の十三人」の中で 偏印と 印綬の宿命星の違いを感じた場面がありました。

主人公の北条義時さまと 父上の時政さまが 仕事でよその土地に出向いた晩 義時さまが机に向かい書きものをしておられたら 時政さまが 興味を示されたのだけれど



鎌倉での 豪族たちの領地の分配を考える仕事だと知ると すぐに寝床に戻られた場面です。


義時さまには【偏印】だけではなく 【偏印】の陰陽星である 【印綬】もあることで 考える仕事も 源頼朝さまから信頼されて任されたのだと思います。


父上の時政さまはというと 一族の頭領ですから【偏印】はあったと思いますが 言葉をつくる 考える星の【印綬】はなかったのではないかと 感じた場面でした。