で、
第5回間質性膀胱炎国際会議に参加して④
最終日です。
朝は5時に起床
前日にセブンイレブンで買ったビスケットとお茶を飲みながら本日のポスター発表の練習をホテルの部屋の中で繰り返しました。
もう50回以上は発表の練習をして、しゃべる英文も完璧に覚えました。
さて、
今日も10時開始です。
ポスター発表は11時ごろスタート。
でも8時30分に会場入りして、誰もいないポスター会場で最終リハーサル。
この狭い会場に参加者が集まり議論しました
ポスター発表は全部で14演題で日本人の発表は私を含めて6人です。
9時過ぎになると2人の他の日本人演者が、私と同じようにリハーサル(発表のイメージトレーニング)のために会場に入ってきました。
ポスター発表の前に会場で事前練習をするのは日本人Dr.だけでした。
9時40分ころには私の発表のChair(司会進行)を担当する日本間質性膀胱炎研究会会長の本間先生がポスター会場の下見に来られました。私の発表内容の確認と簡単な質問を受けました。
ということで
10時から最終日の講演が開始
まずはワークショップからで
婦人科疾患と間質性膀胱炎の関係についてやストレスと膀胱痛の関係に関する基礎研究の講演などがありました。
そして11時からポスター発表
会場は狭く圧迫感があるなかで韓国の先生の発表から始まりました。
2番手が日本人の研究者の発表で、みなさん英語が堪能です。
3番目が私の発表
完璧な準備をしたつもりでしたが、いざ発表となると英語がスラスラ出てこず、ほろ苦い発表になってしまいました。
それでも南里泌尿器科医院で経験した患者さんの診断・治療結果からなぜハンナ病変の診断が難しいのか、どうすれば正確な診断や治療方針を決めることができるのかについてまとめた発表を最後までしゃべりきりました。
発表用のポスター
Chairの本間先生から事前の雑談の時に聞かれたことと同じことを英語で質問して頂きそれに答えることはできました。
あとはインドの先生と台湾の先生、日本の先生からそれぞれコメントをもらい5分間の持ち時間は終了しました。
あとは論文にしてこの分野の発展に少しでも役に立てるようにするしかないな、と思いました。
各国の先生方の発表を聞いて12時30分にポスターセッションは終了。
それから1時間半ほどの長い昼休みになりました。
サンドウィッチの弁当が配布されました。
ポスター発表のChairをして頂いた本間先生と昼食会場の入り口でお会いし、二人でランチタイムを過ごしました。
間質性膀胱炎の話しの他に日本の歴史、文化、本間先生の趣味の登山のことなどいろいろなことをお話しすることができました。
話題は多岐に渡りましたが、本間先生の物事に対する考え方、いろいろな問題に対するアプローチの仕方などを感じ取ることができとても有意義な時間でした。
本当に勉強になりました。
14時から最後のセッションに入りました。
ESSICによる間質性膀胱炎の最新情報やFDA(Food and Drug Administration;アメリカの厚生労働省みたいなところ)の見解などの講演がありました。
最後に今回の3日間のICICJのまとめの発表があり、17時に会議終了となりました。
このまま直で佐賀に帰らなければならないので、お世話になった先生へのご挨拶も十分にできないまま急いで会場を後にしました。
京都駅で医院の職員のみなさんへのお土産を購入していたらあっというまに出発時間になり、駅前デパ地下で天丼をかきこんで新幹線に飛び乗りました。
佐賀についたのは夜の11時頃でした。
さすがに3日間のぎっしり詰った国際会議は疲れました。
でもとても刺激を受け、新しい知識やこれから医師として何をしていかなければならないかを知るヒントをたくさんつかんできました。
このブログを見ている間質性膀胱炎の患者さんにとっては物足りない内容の記事だったかもしれませんがICICJでは世界中の研究者があつまり病気の解明と治療について真剣に話し合っていたことだけはお伝えしたいと思います。
次回は全体を通した感想をまとめる予定です。
台風も来ているので数日後にアップします。