ということで

2023年5月26日、27日に滋賀県大津市で開催された

第36回

日本老年泌尿器科学会参加した思い出

です。

 

 

2日目に私は口演発表がありました。

最近はWEB発表ばかりだったので久しぶりの現地発表です。

 

前夜は懇親会に参加し楽しんだので

朝5時30分起床で発表のリハーサルをホテルの部屋で一人で黙々と繰り返しました。

 

今回の発表の

 

演題名は、間質性膀胱炎のことではなく、

 

一泌尿器科有床診療所における終末期医療の現状と問題点 ー開業医が在宅看取りを行う上での課題についてー

 

でした。

 

私の発表の一つ前の発表が間質性膀胱炎に関する演題で

 

神戸医療センター泌尿器科 大岡 均至 先生

HIC症例に対するDMSO注入時期と治療効果について

でした。

 

DMSOを手術後3ヶ月目に使うことがいいのか、状態が安定した6~9ヶ月目に使うのがいいかということを調べた発表でした。

 

DMSOをどのタイミングで使うのがベストかについてはまだまだ議論が残っている感じでした。

最もよい方法を導き出すためには、情報の集積がこれからもっと必要だと思いました。

 

いつも間質性膀胱炎研究会でお世話になっている大岡先生の発表だったこともあり、質問もしたかったのですが

次が私の出番だったので「次演者席」に着席していてとても落ち着かない状態で残念ながら質問ができませんでした。

 

そして私の発表です。

発表は何とか終了して会場から質問とコメントを頂きました。

 

緊張しながら質問内容を聴いている著者

 

発表内容は当院で看取りを行った泌尿器科がんの患者さんについてまとめたことです。

医院で看取りを行った患者さんと往診をして自宅で看取りを行った患者さんについて振り返って、これから泌尿器科がんの患者さんに対する在宅医療を行っていくためには何をすれば患者さんやご家族の希望に添えることができるのか、ということについて検討したことを発表しました。

 

発表が無事に終了したあとは文化講演

たねやグループが大切にする想い

を拝聴し、

一般口演を最後まで聴いて勉強するつもりでしたが、だんだん疲労がピークになってきました。

 

ボーっとした頭に気合を入れながら口演発表を聴いていると突然メールが入りました。

 

驚いたことに

私が発表した演題が

今回の日本老年泌尿器科学会学会賞に選定されたので授賞式の打ち合わせのためにすぐに学会事務局に来るように

というメールでした。

 

ということで学会の閉会式で表彰してもらいました。

 

受賞者は医師部門から2名、メディカルスタッフ(医師以外の看護師さんなど)から1名の3名でした。

 

第36回日本老年泌尿器科学会会長の河内先生と撮影

これからもいろいろなことに対して頑張っていこうと改めて思いました。

 

佐賀市内の泌尿器科クリニックですが、クリニックでできるがんの治療も排尿に関する病気も泌尿器感染症も、もちろん間質性膀胱炎のような診断が難しく治療方法も限られる病気に対しても院内の職員全員で勉強をしながら最高の医療を提供し続けられるように頑張りたいと思います。