この身を犯そうと侵入する熱い肉はなに・・・・
恐怖に強張る身体に圧し掛かる
そんなお前の顔は・・・・
オレの知らない男の「顔」だった。
いつだったか、「誰か」がオレに言った
『ユノ あいつを構いすぎるなよ』
構いすぎる?「なにが?」と尋ねるオレに
『お前はあいつに弱すぎる』
「オレが・・・・弱い?」
『お前が弱いと思っているのは あいつじゃない』
「・・・何が言いたいんだよ」
困惑に眉を寄せるオレに
そいつは肩をすくめて見せる
生放送をあと数分後に向かえ、
慌ただしくなる現場セットの影から
談笑しながらこちらへ歩く
メンバーの顔が連なって見えた
・・・・・本番まで時間がない・・・・・
「ああ・やっと来た」
・・・・・早く手を握ってやらないと・・・・・
三人を呼び寄せようと手をあげる
オレの背中にため息交じりのその声
『あいつを必要としてるのは お前の方だろ』
