20代前半の秋。友達と槍沢を下り、横尾から涸沢へ。赤や黄色の紅葉はみごとで、その中でもひときわ真っ赤なのは、ナナカマドだと教わった。
そして、涸沢から奥穂高岳の穂高岳山荘へ。なかなか勇敢でしょ。
穂高岳山荘からは、岳沢を延々と下った。きつかった。下に上高地あたりが見えているのに一向に近づかない。膝がガクガクして、「もう足だけ置いて帰りたい!」と本気で思ったよ。
ナナカマドときくと、あの時の山行を思い出す。
さて、今から2年前、ニワナナカマドの剪定をしていた人に根っこをもらった。うちの庭に植えて、今年こんなにきれいな花が咲きました。下は蕾。
生命力が強い木で、多分何年か後には後悔することになりそう。