下出さんが持ってきた新聞の切り抜きをみた。
この稽古場に入るまで知らなかった言葉。
一個一個は知っている言葉が連なって総称になっていた。
【LGBT】
今まで性同一性障害という病気や、精神疾患一種のように扱われてきた。
知識が広がりはじめて「性別違和」というような言い方に変わってきているらしい。
「お前らホモかよ!」
「おカマっぽい」
「女のくせに生意気」
「気持ち悪い」
「男かよ!」「女かよ!」
小学生の時よく人をバカにするのに使われてた言葉たち。
自分は違ったし身近にそういう人がいなかったから、心底傷ついた経験無いけど。
本人が【LGBT】で言われたら、きっと・・・つらいね。
自分に与えられた役に責任を感じた日。
は・・・ッッッ!!!何か暗いΣ(゚д゚;)
違うよ!暗い話じゃないんだよ!
でもなんか最近この手のニュース調べまくってるもんですから!!!
俺の中のナーヴァススイッチがオンしてしまったぜ。( ゚ ▽ ゚ ;)
あぶねぇ~・・・。このままじゃダークファンタジーが出来上がるところだった(ダークファンタジーってなんやねn・・・)
さぁ気を取り直して!今日も稽古場観ていくわよ。
今日は脚本が出来上がってしまう前に、冒頭で変わったシーンを固めました。
きよしとミニーが出るこのシーンは、一番はじめの重要なシーン。
ニュアンスや微妙な変化をキャッチして修正する作業が繰り返されます。
関根さんの演出は距離感がすごく近い。
実際の距離も言葉も態度も。友だちのお母さんと話してるみたいだ(失礼だろ)
日々の変化に敏感で、自分の気持ちに正直。
役者に合わせて目線をおろす。
この距離でも役者に緊張で固まっている様子はない。圧がないからかな。
ダメ出しの時には、必ず近づく。
相手との距離を選ばない。
バランスを観たいときは離れて観るけど・・・
変化を求めているときはすげぇちかい。
でもたまに近すぎて
OUT---(笑)
入ってっから。関根さんそこ入ってっから(笑)
時間をかけて作っていた冒頭は大分密な物になりました。
来週から冒険に入っていきます。
どうなるんだろう・・・わくわくするなぁ。
演出家が動きますからね。
カメラマンも動きますよね。 ハイ。
来週からまたガンバろ。