臨床犯罪学者 火村英生の推理、第三話の感想などをちょっと。
3話目は「准教授の身代金」、これは『モロッコ水晶の謎』に収録されている短編(?)かな。まったく記憶になかったので、とても新鮮にみることができた。モロッコ水晶が発売されたのが2005年前後だとして、おそらくこのころわたしの興味はミステリから別のものへと移っていたため、新刊が出ても読んでいなかったのだと思う。モロッコ水晶も自宅にあるか謎だ(なければその内図書館で借りてこよう)。
前知識のない話しは始めてだったのだが、うん、これぞ新本格ミステリ・・・と言うより有栖川節と言う感じの内容だった。実際に小説で読むとおそらくもっとわかりやすく、動機や犯人の心情も描かれているのだろうが、こう言う思考を凝らした話が有栖川作品の真髄なのだとわたしは思っている。
いや~、素人がなに語っとんじゃと思われるかもしれないが、私的見解なのでご容赦を。
ところで3話目にして気になったこと。アリスが全然作家業してませんね?!
これ前の感想にも書いたかな?ホントに執筆活動とかしてなくて、大丈夫か?と思いたくなるレベルである。もう英都大学の作家志望の学生でもいいんじゃないの?って思えるくらい(笑)可愛いから許すけど!!!
あと原作でも多少そうなのだが、ちょっと火村とアリスはイチャつきすぎなところがあってですね・・・これまた誤解を受けやすいわけで・・・。実際わたしも邪な目線で読まざるを得ないような話しもあったりするわけですが、まさか角川ビーンズ文庫でBL作家のカラー表紙に本文イラスト付きで文庫化されるとは思ってもみなかったわけだ。本屋で発見したときは、
有栖川先生いつのまにBL小説お書きになったん?!
とビックリ仰天したくらいで、実際はただの文庫化だったからちがったのだけど。角川ビーンズ文庫から出版されることにより(しかもイラスト付き)、読者の年齢層が幅広くなったのはとてもいいことなのだが、まるでBL小説のように陳列されるのはいかがなものか・・・わたしはとても複雑な思いだった。
違うんや!火村とアリスは怪しいけど違うんや!
とりあえず声を大にして言っておく(笑)ちなみに原作もドラマもアリスは可愛い。これは仕方ないし、火村先生もカッコいい。これも仕方ない。しかしドラマの火村先生は・・・
何度も言うけど犯罪者志望みたいな表現やめてください!!!
これも声を大にして言っておく。
ついでに角川ビーンズ文庫の有栖川の火村シリーズはこちら↓
臨床犯罪学者・火村英生の推理 I 46番目の密室 (角川ビーンズ文庫)/角川書店(角川グループパブリッシング)

¥761
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国名シリーズも文庫化されているし、短編多いし、イラスト入りだし、読みやすいかも・・・と言う気にはなるが、やっぱり複雑。この『46番目の密室』と言う作品が火村シリーズの第一作目なので、もし興味のある方は図書館などで探してみてはいかがだろうか。もちろん、普通にハードカバーや講談社の文庫もあるのでお好きな媒体で読んでみてもらいたい。