奄美大島の旅 後編その1からの続き


奄美大島の面積 712.4K㎡

淡路島の面積 592.2K㎡

岐阜県の面積 10,620K㎡


なかなか大きな奄美大島である。




マングローブカヌーを紹介してくれたのは、

ぜひ体験したいと予約して向かった肥後染色さんだった。


奄美の伝統工芸品大島紬の黒い糸染めと同じ工程で染め上げるこの体験はもちろん初めてだったが、なぜか私はヤル気で朝からとても楽しみにしていた。


一人旅だとなかなか現地の人との触れ合う機会がないけど、どこから来たの?この後何するの?など指導を受けながら話をする時間が身に染みて嬉しかったのだった。


染める物は持ち込み可(有料)または現地で素材を購入することもできる。私は暖簾を選んだ。


奄美大島の地図をデザインしたい」と申し出たところ冗談で「別料金!」(冗談ではなかったかも)と言われた。


たいがい簡単な絞りの柄かこの工房オリジナルブランドに似せた柄を選ぶであろうが、めんどくさい奴だと思われたに違いない。

ざっくり地図を描き、師匠の丁寧かつほとんどお任せで絞りの工程を終え染めに入った。



工程

テーチ木を煮出したタンニンを含む液につけ染める


空気を含ませることでより濃く染まるのだそう


ほらだんだんと茶色に染まる〜

(服、手袋、長靴は貸してくれるので安心)


このあと石灰液に入れ色を定着、これを4回ほど繰り返し茶褐色に染める。

最後に奄美独特の鉄分を多く含む泥で染める(写真無し)。

タンニンと鉄を化合させ黒色に染め上げる仕組みだそうだがイマイチ解らない私であった。



そしていよいよ…

奄美大島の地図暖簾が完成!


早速使ってるけど良い思い出!




グルメネタも忘れてはいない。
奄美と言えば鶏飯。トリメシじゃなくケイハン。


鶏ガラを煮出し味付けしたスープをかけて食べるんだけど絶品!この味好きだわ〜



二泊目は郷土料理夕食付きにしてみた。


右下の巻き貝(名前忘れた)は爪を引っ張るだけでするりと取れる。

豚骨の上はパパイヤの漬物でコリコリしている。

葉っぱに包まれた「かしゃ餅」はよもぎを使った餅菓子で月桃の葉で包んだもの。


この宿のレストランは地元の人も利用する人気店だそうで大満足だった。



レストランからの眺め

海なし県民には毒じゃ毒じゃ、もう帰りたくない〜



ヤドカリを自分の目で初めて見たけど可愛いよー


紫外線調光レンズでこの濃さ

日焼け止め対策はちゃんとしておこう



宿前の浜から南部を見る。

山の影が何層にも続いているのが分かるだろうか?


何層にも続く山の影が見えるこの写真のように南部は山深い原生林がある。

雨の多い奄美の景色は車で走りながらハワイ島に少し似てるかなと思っていた。



二日間ともなかなか寝付けなかったが、波の音を聞きながら時々ベランダに出て雲の切れ間から星を探したりと普段はやらないことをしてしまう。



奄美大島はまた行きたいと思っている。