ブログで韓国語講座 76 ㅂ変則 | 京都駅 ウリ韓国語教室

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京都駅前で韓国語の講座を開いています。
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所在地 京都市下京区油小路通塩小路下る南不動堂町3
ハングルの読み書きクラスから、授業をすべて韓国語で行うクラスまで、少人数で会話中心の学習です。

もと生徒 による初心者向けの韓国語講座、第76回です。

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日本語の文法には用言の変格活用というのがありますよね。それと同じように韓国語には変則活用というのがります。「変則」と名付けられていますが、それほど不規則なものではありません。心配しないでください(笑)

 

その変則活用のうち、今回はㅂ変則についてご説明します。

 

【ルール1】

語幹がㅂで終わる用言の多くは、語幹の次に으が続くとㅂが取れて으が우に変わります。

 

例えば、形容詞덥다(暑い)を現在連体形にすると、規則通りなら

덥+은 ⇒ 덥은

となりますが、ㅂが取れて으が우に変わり

더운

となります。

 

語幹に은をつけるものとしては、動詞の過去連体形もありましたね。

굽다(焼く)を過去連体形にしてみましょう。規則通りなら

굽+은 ⇒ 굽은

となりますが、ㅂが取れて으が우に変わり

구운

となります。

 

仮定の語尾で

으면

というのがありました。これもㅂ変則が適用されます。

어렵다(難しい)を仮定形にしてみましょう。規則通りなら

어렵+으면 ⇒ 어렵으면

となりますが、ㅂが取れて으が우に変わり

어려우면(難しいなら)

となります。

 

敬語表現でも語幹がパッチムでおわる場合、시다のまえに으を置きました。

돕다(助ける、手伝う)を敬語形にしてみましょう。規則通りなら

돕+으시다 ⇒ 돕으시다

となりますが、ㅂが取れて으が우に変わり

도우시다

となります。

「手伝ってください」をヘヨ体でいうと도우세요.です。

 

「何々しに行く」という表現では으러というのが出てきました。

뵙다(お目にかかる)に"으러 가요"をつなげてみましょう。規則通りなら

뵙+으러 ⇒ 뵙으러 가요.

となりますが、ㅂが取れて으が우に変わり

뵈우러 가요. (お目にかかりに行く)

となります。

 
 
【2】

語幹がㅂで終わる用言の多くは、語幹の次に連用形の아,어が続くとㅂが取れて아,어が워に変わります。

 
語幹の次に아,어が続くと言えばヘヨ体ですね。

가깝다(近い)をヘヨ体にしてみましょう。規則通りなら

가깝+아요 ⇒ 가깝아요

となりますが、ㅂが取れて아が워に変わり

가까워요
となります。
 
理由と先行動作の語尾に아서,어서というのがありました。

춥다(寒い)に아서,어서をつなげてみましょう。規則通りなら

춥+어서 ⇒ 춥어서

となりますが、ㅂが取れて어が워に変わり

추워서

となります。
 
ここで注すべき例外があります!
돕다(助ける、手伝う)のときだけはㅂが取れて아,어がに変わります。
例) 도와요.(手伝います)
 
以上がㅂ変則のご説明です。語幹がㅂで終わる用言の多くに適用されると書きましたが、摘要されないのは
잡다(捕まえる)
입다(着る)
だけだと思っていただいて、初級のうちは構いません。
 
ちなみに、わたしが韓国語の勉強を始めたころのㅂ変則は
ㅂが取れて아,어が와,워に変わっていました。
たとえば、가까워요ではなく가까와요でした。でもこれは書くときだけであって、話すときは가까워요でした。
その後、韓国で1989年施行された한글 맞춤법(ハングル綴字法。日本では正書法とも呼ばれる)で、書き言葉でも가까워요と綴ると定められたんです。

 

以上しげたか でした。

 

 

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