06七 滝・秋田県小坂町 | しぶきの滝ブログ

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赤目四十八滝 荷担滝

こんにちは 今日も朝から夏空が広がり 眩いばかりの陽光が燦々と降り注ぎ猛暑の1日でした 夕暮れ時になって日が陰りホッとしています

田舎の薄暗い街道に消えていた明かりが戻ってきました 撤去されていたコンビニのサインポールや看板も新たに 営業を再開され明かりが戻ってきました 一番近くのコンビニで助かります

 

 

 

七 滝・小坂町


 

落差 60m 日本の滝百選

 十和田大館樹海ライン沿いの山中に懸かる日本滝百選に選ばれた滝です。木々に覆われた山肌に七段からなる岩肌に掛けた白布は白く輝き飛沫を上げます。周辺の樹木に四季折々の趣があり、また水量の増減によりさまざまな表情を見せてくれます。周辺は公園に整備され、十和田湖観光の休息地として多くの人が訪れます。

 

 

 ☆七滝伝説・小坂町

 その昔、七滝村には高清水という部落があり、その部落に昆孫左衛門という大地主がおった。その孫左衛門が、あるとき、自分の土地から薪を切り出して、七十余束をいちどに、この滝から落とした。滝は不思議な力があると村人から恐れられ、物を投げ入れることを禁じられていた。

 孫左衛門はこの約束を破ることによって、村々に自分の力を示そうとした。一つ二つ三つごうごうと落下するすさまじさ。孫左衛門は自分の権力の盛んなことを見るような気持ちでほほえんでいた。

 やがて四段目の鍋倉という滝壺に落下すると同時に天地を揺るがす大鳴動がおこり苦痛のうめきが怪しく水中から聞え、薪は二度と浮かび上らなかった。ただ滝の凄まじい音だけが山にこだまして、不気味な声が響き渡るだけでした。深さもわからぬ滝壺は暗い雲につつまれ見つめる孫左衛門の顔は真っ青になった。

 彼はいまさらながら、滝壺の不思議に震え上がった。七十余束の薪は一本も浮き上がらないことが信じられなかった。後悔の想いで頭がいっぱいになった。「なんと言う不思議?」体の中の血が凍るような気がしてふらふら家に帰り、床をしいて寝込むようになった。この滝は大蛇の化身であった。病気で寝ている孫左衛門の夢枕にあらわれた大蛇のからだは傷だらけで生々しい血が流れていた。

 「孫左衛門よ、わが全身の傷を見よ、お前の罪は深くわがたたりでほろぶであろう」孫左衛門は、ただ伏してわびるだけであった。やがて十五メートル程の大蛇は煙となって消えていく、向こうの松林に雲がわきおこりみえなくなった。

 どうしたらよいのだ、深く考えもしないでやったことだけれども罪は深いと彼は一心に思いつめたすえに七滝に神社の建設を思いたった。もう思い上がった心は消えていた。

 今も藤原にごうごうと地なるをひびかせて落ちる七滝にまつわる伝説である。

 

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本のしぶきクイズ

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ヒント① 山形県酒田市に懸る滝です

 

ヒント② 〇〇滝 〇〇には漢数字が入ります 鉛筆1ダースは何本?

 

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