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被災地に向き合う

報道では伝わらない事を、つづります

ボランティア30人で、縦横100歩くらいの敷地の瓦礫撤去。


ここは全壊した個人宅の敷地5件分くらいの土地。


スコップ・くわ・つるはし・土のう袋・アルミ一輪車を

ボランティアセンターから借りて、徒歩で現場に向かう。



作業していると、住宅のはずのここの土から潮の香りが鼻につく。


スコップで掘っていくと、明らかに海の砂だとわかる。

津波の恐ろしさを肌で感じる。



大きな岩の重なりを数人で撤去する。

下から大量の白い物体。


老人用紙おむつ。

そしてその横には、津波で流されなかった仏壇の破片。


ここの住人は壮年夫婦であったということがわかる。



さらにお隣の敷地を撤去すると


「32+43=」


水を含んだ粉々の計算ドリルの紙くずが散らばっている。



みんな無事だったのだろうか・・・・




報道人はこういった作業はしない。

作業しないとわからないことが多い。


仮にしたとしても


放送倫理だ、個人情報だ、自粛だ


制約された情報で、世の中の人はわかるのだろうか?

わしは頭が悪いので、それでは全然わからない。


なので人にたよらず、自分の目で見てくることにした。


被災地に行ってはじめて少しわかってきた。


被災地は今だ瓦礫に囲まれ、復興の兆しがまだ見えない。


被災地なう。