NHK仙台放送局@nhk_sendai
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2023年04月14日 19:56
てれまさ質問コーナー
6:32〜6:52
Q.1 プロになって今の気持ち、変わったこと
こうやってスタジオに出させていただいたりとか、あとはYouTubeの動画で何を作ろうかとか、また余計にスケートのことを考える時間が増えたなとは思っていますね。それプラスアルファーで競技時代よりももっともっとたくさん演技をする機会が増えたので、『もっと体力付けなきゃ」って練習頑張ってます。
Q.2 競技時代よりもスケートのことを考える時間が増えた?
例えば競技時代だったら、「1か月後に試合があるから、じゃこれくらいのペースでちょっとリラックスして気持ちを養ってからスケートの練習に挑もう」みたいなのをやれてたんですけど、今はその余裕もなくもう、「あっ次はこの演技の練習しなきゃ」「次はこの演技をやらなきゃ」「これを振付しなきゃ」って色々考えながら色々忙しい毎日を過ごしてます。
あとは競技の時代というのは、ショートプログラムとフリープログラムというのにフォーカスして練習ができるんですけど、どんどんこうやってアイスショーこなしていくことで色んな演目を練習しなきゃいけない、そういう意味でも本当大変です。
Q.3 現在の気持ちの変化は?
気持ちの変化としては、より一層自分の演技というものに責任感みたいなものを感じるようになりました。自分が滑ることによって「ちゃんと何かを届けられているのかな」とか、「何かを感じていただけるような責任のある演技ができているのかな」ということを自分に問うようにしています。
Q.4 競技から、お客様を楽しませるスケートになって、観客席の見え方が変わるのでは?
確かに変わりはしましたね。今まではどっちかというと表現というのは、ジャッジの方々に表現していくという方が強かったんですけど、より一層多くの方々からフィギュアスケート独特の360度ずっと見られるということも、またどこから見てもきれいだって、かっこいいなっていうふうに思ってもらえるようにということはすごく意識するようになりました。
Q.5 滑る曲の選び方は?
これはちょっとシンガーさんみたいになっちゃうかもしれないんですけど。
やっぱり自分の中で色んなテーマがあって、それがちゃんと起承転結がなされているかどうか。また皆さんが観ている時に、どうしても僕が独りで滑ってしまう時って緊張したりとか、応援したりとか、息が詰まったりとかそういうことがあるんですけど、なるべく皆さんがちゃんと息ができる場所もあったりとか、集中できる場所があったりとか、そういうことも、メリハリをちょっと考えて決めてますね。
フィギュアスケートという枠からちょっと変わるかもしれないんですけど、自分がライブ見ている時に、「あ、こういう方がいいよな」とか、「自分、ライブだったらここで盛り上がっていけるな」とかそういうことを考えながら作っています。
Q.6 今年の3月11日、あの場所で演じた今だから感じる思いは?
やはり僕自身色んな葛藤もありましたし、「本当にこの場所で滑っていいのだろうか」と、「自分が滑ることによって…やっぱりスケートって娯楽ではあるので…自分がこの震災を経験した時に滑ってていいのかな」とかそういう気持ちをまた思い返しながら、「皆さんにこれを届けていいのかな」という、「本当にその責任があるのかな」という自問自答しながら滑らせていただきました。
ただ実感としては、皆さんに演技を届けて色んな想いを皆さんから受け取っていて、自分自身。また、そんな方々が色んな活動をされていたりとかそういうことを見聞きすると、やっぱりやってよかったのかなという気持ちにはなってますね。
Q.7 故郷・被災地とのかかわわり、東北への想いは変わらない?
変わらないというよりかむしろだんだん強くなっていきますね。やっぱり僕自身が震災にあった時はまだ10代だったということもあって、どんどん自分が色んなニュースだとかそういったものに触れていくたびに、どんどん震災ということに関しての知識が増えていくからこそ、より「どういうふうに接したらいいのかな」というのがわかんなくなってしまうことはよくありました。ただ、そういう意味では「自分がもっとこうしたらいいのかな」という深みはどんどん増えていっていると思いますし、分かっている今だからこそより一層色んな活動していきたいなっていう気持ちは強くなっています。
Q.8 4回転半ジャンプの練習は?
まあ、やれて2週間に1回とかそんな感じですかね。やっぱり怪我のリスクがものすごく大きくて、実際に北京オリンピックの場所でも4回転半の練習をしている時に捻挫をしてしまってすごく苦しかった気持ちもあって。ただ、ずっとずっとプロになってから感じているように、「自分が滑れなくなってしまうことが一番ファンの方々にとって一番辛いことだ」と思うので、なるべく足を怪我しないように、ただその中で限界に挑戦し続けられるようにというバランスを色々とりながら、頑張ってます。
Q.9 もし、4Aを我々が見られるとしたら、ショーの中で?
それか、YouTubeに配信したりとか、そういった機会もまた考えたいなと思ってますね。
岩野アナ:「ちょっと安心したんですが。練習中に、あ、跳べたという時に誰もカメラを撮っていなかったというのが一番怖いなと思っていましたが、YouTubeの配信もされているんですよね。」
Q.10 動画制作での苦労は?
やっぱり自分がもっているプログラムの数、演目の数というのがすごく限られていて、何回も何回も見ていただいているプログラムもあるからこそ「本当にこのプログラムでいいのかな」とか、あとは逆に新しく自分で振り付けもしたりするんですけど、「これがちゃんと…どういうふうに届くのかな」とか「良いプログラムになっているのかな」とかそういうことはすごく…大丈夫なのかなってすごく自信ない状態でずっとやってますかね、はい。
Q.11 動画配信(ジャンル)は、私生活とかではなくスケートのみというのはこだわりですか?
そうですね、僕にとってYouTubeのチャンネルというのは基本的に「自分が演技を見せる新しい場所」みたいな感覚でとらえているので、なるべく演技は続けたいですね。
Q.12 リンクの上に小型カメラを置いて撮るアイデアは羽生さん自身のアイデア?
僕自身が実際それを見たら楽しいだろうなって最初思ったんです。あとは自分だからこそ好きなところに置けたりとか、自分のチャンネルだからこそ見れる角度みたいな ものを提供出来たら、また「羽生結弦のフィギュアスケート」みたいなところの面白さが出るかなと思ってやってます。
岩野アナ:「実際(動画を)観ていると、音楽のリズムに氷のシャーって削る音とか入っていたりして、これ凄いなー、TV出来ないの悔しいなーと思いながら観ています」
Q.13『サザンカ』で過去映像を入れているが、編集に時間がかかったのでは?また、自身の映像を使うことには葛藤があったのでは?
特に事故があった時の映像とかも使っていて、ファンの方々にとってもあまり見返すこ とはないトラウマ的なところだったと思うんですけど、「そういったものも全部乗り越えるんだ」って、「こういうこともあったけどここまでこれたし、今がこれはこれで幸せじゃないかな」みたいなところを含めてプログラムとして、映像もプログラムの一部として使いたいなっていうのを考えていました。
岩野アナ『サザンカ』の制作時間は?
あれは、30時間くらいです。
岩野アナ:「(驚)1日以上ですか!」
Q.14 自分へのご褒美は?
ご褒美は…炭酸飲料を飲むことですかね、意外と。アイスショー近くなったりすると糖質控えたりとか、化学的なものをちょっと止めようとか考えたりすると止めるんですけど、アイスショーとか長丁場が終わったりとか、あとは自分がすごくメインで考えていたものが達成出来たりすると「炭酸飲料飲みたいなぁ」「ちょっとジャンクなものを食べたいなぁ」とか。
Q.15 これを食べると元気になる好きな料理は?
基本は好きな料理は餃子なんですけど、でも例えば、…カップの焼きそばとか、たま〜に食べたくなりますね。(笑)
Q.16 スケート以外で最近はまっていることは?
スケート以外って本当難しいんですけど、スケートに結局繋がっちゃうんですけど、 ちょっとダンスの勉強を頑張っていて、ま、我流でしかないんですけど、色んな方々の 「自分がかっこいいなぁ」って思うダンスだったりとか、「自分が目指したいな」って思うダンスだったりとかそういったものをすごく勉強していることが、やっぱ「ハマり」ですね。
Q.17 寝ている時にみた夢を覚えているか?特に印象的な夢は?
基本、そんなに覚えてないんですけど、小さいころに、僕、ディズニーランド行ってるみたいなんですけど、小さすぎて覚えていないはずの記憶が結構夢の中に出てきたりとか。 例えば、インフルエンザになったりとか高熱が出ている時ってだいたい同じ夢を見るんですけど、なんか分かんないけど「弓矢を放っている夢」を見ます。
Q.18 飽きずに続けられる方法は?
楽しいって最初は思えると思うんですけど、飽きてくる時ってもう楽しくないと思うんですよね。ただそこに目標だったりとか目的があれば続くし、僕も飽き性なんで そんな続かないんですけど、目的ないんだったら、飽きてもいいのかなっていうのは正直 思います。だから飽きちゃったとしても新しい目標がたって新しいものができているんだったら、もうそれでいいかなと自分は割り切っちゃいますね。
Q.19 スケートは飽きたりしない?
あります、あります。もう止めたいというのは最初から思っていました。僕は本当に練習 行くたびに先生に怒られてずっと泣いてみたいな、泣きに行っているようなもんだった んで、もはや。もう止めたいなって野球やりたいなって思っていたんですけど、でも、なんか続きましたね。 でも、目的と目標はずっとありましたし、あとやっぱり皆さんに支えられているからこその「自分がやりきらなきゃ」という気持ちは常にありました。
Q.20 戻りたい過去があれば、それはいつ?その時の自分に何て声を掛ける?
1歳か2歳ぐらいの自分に戻りたいですかね。未だに僕は赤ちゃんの頃の夢の中で過ごし ているんじゃないかって思うことがたまにあるんで、「これ夢じゃないよ」って「でも大変だけど頑張ってね」って言いたいな。 自分、頑張って言葉がすごく好きで、頑張ってって…なんですかね、前に進む原動力 になる言葉だと僕はすごく思っているんですね。だからちゃんと声掛けしてあげたいなって思います。
Q. 21 10年後の自分はどのようになっていると思う?
スケートには携わっていると思います。今実際に自分で振り付けをして色んなプログラ ムを作ったりもしてますし、実際にこの10年後、例えば『オペラ座の怪人』だったりとか、色ん なプログラムたちがどういうふうに表現として変わっているのかなというものも、今の自分は楽しみにしています。
Q.22 内村さんとのコラボもありましたが、そういった"幅を拡げていく"感じですか?
幅というか知識が広がっているだろうなというのは思います。色んな事を経験して色んな事を学んでいって、そうすると表現したいものだったりとか情景だとか、そういった細部がより深くなったりとか、方向がちょっと変わったりとかすると思うんで、同じプログラムだけどまた違った表現みたいなものも楽しみだなと僕は思っています。
Q.23 競技用の振り付けをする可能性はありますか?
基本的に、多分、自分の振り付けしかしないんじゃないかなと、今は思っています。
YouTubeにあげた『僕のこと』っていうプログラムがあるんですけど、それはほぼ競技用のプログラムとして、自分で一から作っていて。で、ジャンプの内容もほぼ世界選手権だったりとか今の競技で戦えるぐらいのものを入れているので、そういったものは自分の中で、自分のレベルを上げるためにも、そして競技としてやっていけるんだっていう、その自分の実力を測り続けるためにも、作り続けて行きたいなとは思います。
Q.24 こんなコラボしてみたいという希望は?
その機会をいただければ、コラボはしたいなと思うんですけど、ただ、どんなコラボであっても自分がフィギュアスケーターとして羽生結弦としてやれるすべてを出せる相手であればいくらでも、誰でも、という感じですね。
Q.25 今、やりたいと思いついているものは?
あー、特に無いですかね。
でも、なんか東京ドームの公演で、自分はやり切ることを結構やってきちゃったんで、アイデアが空っぽなんですね。
ただ、そのフィギュアスケートってどうしても体力的な問題があって、3分とか4分のプログラムがしょっちゅうなんですけど、何か20分くらいのプログラムとか作ったら楽しそうだなとか。より芸術的で、ちょっと難解かもしれないけれど、そういったちょっとオタク向けなというか、「表現オタク」的なプログラムとか作ってみたら楽しいかな。
Q.26 アイデアはいつどのような形で降ってくる?
僕はやっぱ違う方々の演技を観ている時ですかね。「あ、こういうのもあるな」「こういうのもイケるな」とか、それはフィギュアスケートだけじゃなくて、色んな自分の興味のあるダンスだったりとか音楽だったりとか、そういったところからですかね。
Q.27 今後の宮城県との関わり方は?
やっぱり3月11日に滑ったということは、自分の中ですごく大きくて、もしまたこういう手答えが得られるようであれば、やっぱりこういう活動をまたこれからも続けていきたいですし。やっぱり僕にとって、表現の手法であったり、一番伝えられるもの自信があるものってフィギュアスケートでの表現なので、出来るだけフィギュアスケートで皆さんに恩返しが出来るようにしたいなって思っています。
Q.28 プロになって宮城と関わる時間は増えた?
地元局いっぱい行かせていただきましたね、今日も含めて。(笑)
岩野アナ:「今日は満を持して」
呼んでいただけたんで。
「(宮城に)帰ってくる時間も増えましたか?」
増えましたね。練習の時間もまた増えているんで大変ではあるんですけど、でもこうやって自分が大好きな場所で、大好きな人達に囲まれながら過ごすのはやっぱり幸せなことですね。
Q.29 今後の宮城県との関わり方は?
やっぱり3月11日に滑ったということは、自分の中ですごく大きくて、もしまたこういう手答えが得られるようであれば、やっぱりこういう活動をまたこれからも続けていきたいですし。やっぱり僕にとって、表現の手法であったり、一番伝えられるもの自信があるものってフィギュアスケートでの表現なので、出来るだけフィギュアスケートで皆さんに恩返しが出来るようにしたいなって思っています。
Q.30 宮城で、仙台でここ好きってところは?
やっぱり、都会過ぎないってところが好きですかね。もちろん、仙台駅周辺だったりとか定禅寺通りだったりとか、あそこら辺も、「都会なんだけれど緑がある」みたいなとこって、色んな地方や都市を廻っていると、「こんな所は無いなぁ」って思うんですよね。僕は自然が凄い好きなので。
去年「光のページェント」が再開されたみたいに、「また観に行きたいな〜」と思ってますね。
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