恩師・山田真美コーチの想い | 羽生結弦さんの見つめる先を見ていたい

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羽生結弦選手を敬愛しています。羽生さんを応援する素敵ブログ様方を日々の心の糧にしている、ソチ落ち主婦のブログです。(横浜在住)

山田真美コーチは、羽生くんの最初のコーチ。
4歳から小学2年生まで、ずっと指導してくださっていた方です。

本日、朝日新聞DIGITALにとても興味深いインタビュー記事が掲載されたので、ご紹介させていただきます。

なお、今日掲載された記事は後編です。前編は羽生くんとの思い出話で、後編は、現在の羽生結弦へのエールです。私としては、後編により感銘を受けたので、今日は後編を抜粋させて頂きます。m(_ _)m
↓前編です。(9/22発表)

羽生結弦に「以前は優勝してと思っていたけど」 変化した恩師の思い


山田真実コーチインタビュー(後編)

 フィギュアスケート羽生結弦26)は前人未到のクワッドアクセル(4回転半)に挑んでいる。元コーチの山田真実さん(47)は「彼のアクセルは世界一」と評価する。羽生の挑戦をどう見ているのか、今季への期待や今後のスケート人生へのエールも語ってもらった。


――最後に羽生選手に会ったのはいつですか?

 20196月です。(北海道胆振(いぶり)東部)地震の1年後、北海道に来て、スケート教室で子どもたちの前で練習を見せてくれました。子どもたちにとっては雲の上のような存在。大喜びでした。

 子どもたちの質問にも答えてくれて、普段はどのような練習をしているのか、試合に向けての心構えなどもアドバイスしてくれました。言葉には重みを感じましたね。オリンピック(五輪)チャンピオンに2回もなると、こうも変わるのかと驚き、成長を感じました



 ――コロナ下の昨季はコーチ不在の中で全日本選手権を制しました。

 普通じゃないですね。コーチ不在というのは本来ならありえないことです。あのレベルになると、技術はあるので、一から十まで教える必要はありません。でも、やっぱり練習しているうちに自分でも気づかない癖が出てきてしまう。そこを指摘する存在が必要なんです


 また、一緒に練習する仲間も大切です。いろんな感情が生まれるし、切磋琢磨(せっさたくま)できます。そういったものがない状態で、自分に厳しく、モチベーションを上げなければいけないのは大変なことです。全日本はテレビで見ていましたが、よく、あそこまで一人で仕上げたなと。素晴らしかったですね。


 ――羽生選手はいま、クワッドアクセルに挑んでいます。山田さんはどのように見ていますか。

 私ならやらなくていいよと言っちゃうと思います。けがの心配がありますし、その技がなくても、彼の魅力っていっぱいあるんです。やっぱり特別なオーラ、雰囲気を醸し出すことができる。そこにおいて、彼は世界で一番なんです。

 でも、誰が何を言っても彼はやるんじゃないですか。もうやめときなさいと言ってもやると思いますよ。
(無料部分のみ、抜粋させて頂きました)

2019年の6月に羽生くんが北海道を訪問した際の様子は、当時、ニュースでも紹介されました。



↑子供達への言葉ですが、「金言」だらけでした。映像は↓に。

↓ドーモ様、感謝してお借りしますm(_ _)m




帰り際に、真美先生が羽生くんに掛けてくださった言葉にグッときました。



羽生くんはいまにも泣きそうでした。

2019年3月のあのさいたまスーパーアリーナでの世界選手権のあとです。
きっと山田コーチも観ていてくださったに違いありません。
その上でのこの言葉「色々つらいことも沢山あるし、今もあると思うけど」なんです。

すると、みるみる羽生くんの目尻に涙が汗

わかります。自分の辛い気持ちを他の誰かが汲んでくれた時、嬉しくて泣けてくるんです。辛い時の涙は歯を食いしばって我慢できても、優しくされると堪え切れなくなるんです。これは、大人も子供も同じ。
そう、羽生くんは辛い時、笑うんです。
こういう時の彼は子供のように無防備で、私はこんな姿を見せてもらって良いのかしらと、戸惑います。


真美先生は全て分かってくださっているのだなぁと、ニュースで観ていても、私自身、嬉しい気持ちと、切ない気持ちと、色々な感情が混ざりあって、この時、何とも言えず気持ちが落ち込んだことを覚えています。

私は、この「色々な辛いこと」の大部分は、ISUと日本スケ連に起因すると思っています。

フィギュアスケート競技に熟知した方であれば、誰もが、今の競技のジャッジングに問題があること、偏向採点がまかり通っていること等々、良くご存知だと思います。羽生くんが技術的に誰よりも難しい技をこなしつつ、音楽を表現する芸術性の高い滑りを披露していることも、より高次にご理解していらっしゃるでしょう。

平昌以降、ISUもJSUも、まるで「早く引退しろー!」と言わんばかりに羽生くんには下げ採点をし続け、同時にご贔屓選手に露骨な上げ採点を繰り返して「世代交代」のイメージ操作に余念がない。むかっ

羽生くんは、間違いなくスケーティングもジャンプも全て成長しているはずなのに、それが競技会の点数には反映されない辛さ、もどかしさ。平昌以降、羽生くんが味わってきたこの辛さを、真美先生は痛いほど分かっていらっしゃる。その上で、羽生くんを温かく励ましてくださっている。
見守ってくださっているのだなぁと、私も胸が熱くなったものです。

そんな真美先生の言葉。

「以前は優勝してほしいとか思っていたけど、今はそんなことは求めていません」「けがをしないで、楽しんでくれればいい」

私も同感です。

羽生くんが心から望む4Aの完成。

羽生くんが4Aを美しく組み込んだ「天と地と」。

それらが達成されれば、結果は自ずからついてくるものです。


何ったって、

「特別なオーラ、雰囲気を醸し出すことができる。そこにおいて、彼は世界で一番なんです。」


とにかく、ステイ・ヘルシーで!

どうか、お怪我なく、「競技人生最大の夢」を成就されますように!

私も"雑念"は極力捨てて、ひたすら祈ります🙏


今日も、羽生くんが元気で幸せでありますように🙏



画像や記事やTwitterは感謝してお借りしました。

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