「思いの昇華」がテーマのひと月
太陽を追って金星が射手座へと向かっています。
そろそろ、ワクワクするもの探求への旅の準備をしましょう。
大相撲の事件も北朝鮮の動向もコミュニケーションの取り方や思いのやり場のあり方など
シンパシー、何に共感しているのかを再確認するのに役立つ出来事です。
記事を書いている間に、横綱が引退しました。
批判批評、事件への好奇心にさらされながら、上手とは言えぬ日本語で語る姿の中に、様々な思いを感じます。
情報、メディアに振り回されずに自分のハートが何を感じているかを意識して、気づきと学びに繋げてみてください。
さて、
私たちは、何に基づいてコミュニケーションを図り
相性の良し悪しを決めているのでしょう。
食べ物の好みが同じ
音楽の好みが同じ
運動が好き
静かに過ごすのが好き
同じ場所が好き
だから相性がいい
射手座生まれとは相性がいいから…
そんな単純なことでしょうか?
相性がいいとか悪いとか
簡単に決めてはいませんか?
そもそも合わないと何がいけないのでしょうか?
仕事柄、相性について考える機会が多いのですが、
相談者の方のほとんどが、お会いする前に、どこかの単純な占いで相性の良し悪しを決めつけて、心配したり、過信したりされています。
自分に都合の良い部分が合うか合わないかばかりに囚われていたり、過去の経験や情報だけを頼りに相手を評価し、目の前の相手の今の状況状態を知ることなく、想像して不安を抱えていることが多いのです。
パートナーとして、親子として、仕事仲間として…
世代として、育って来た環境としてetc
関係性が変わるだけでも、相性の良し悪しの判断が変わってきます。
さらに私たち誰もが常に変化しています。
相性として、どれだけの組み合わせが一人の人の中にあるかを考えてみたことがありますか?
決めつけて、一部分だけにこだわって、時には過去にこだわって
どれだけの人がお互いの関係性から生み出せる可能性を潰していることか。
視点を変え、見方の次元を変えるだけで違ってくる相性。
全てが良いなんてことは、まずあり得ません。
あったとしても仲良しすぎて、自分たちの世界の中で酔いしれて、外から見たら井の中の蛙だったりします。
どこかに相違があって、お互いの刺激になることで新しい発展、変容の力を得るために関わりあうのです。
相性が悪い部分は、コミュニケーションの取り方次第で、毒にも薬にもなる活性剤です。
コミュニケーション能力アップなど、技術的な考え方やハウツーを教えてくれる書籍や講座は増えました。それだけ、悩んでいる方も学ばれている方も多いでしょう。ビジネスの成功のために役立ち、コミュニティの中に溶け込むこともできているかもしれません。
しかし、日常生活の中で身近な人間関係の中で、心から安心し、信頼できるコミュニケーションが取れるようになっているかは少々疑問が残ります。
愛想が良くて職場で人気の好青年が、或る日突然恐ろしい事件を引き起こしてしまったり。
「あの人がなぜ?」と思うようなことがよくあります。
家庭、職場、友人関係など、コミュニケーション技術を屈指して、無難に暮らしているだけでは解決しない問題があります。
そちらの方が大事なのに、障害として大きく問題視されないと放置したまま。その場しのぎとしか言えない気休めの安息を得て、知らぬ間に自分の中に不安や不満を抱え込んだままに、コミュニケーションをとることばかりに注目し、練習を重ねています。
自分の本質を理解し、観念を外した自分の意識の受容力が、生きやすさを左右していることに気づくこと。そこから、新しい本当の関係性が見えて来ます。
テクニックを覚えて、誰かの真似をたくさんして、人間関係がスムーズになり、外からやってくる不安を回避できても、真のコミュニケーションが取れるようになったとは言えないのです。
相性やコミュニケーションについて、ご一緒に考えてみませんか。
12/9(土) 自己理解を深めてコミュニケーションに役立てるWS in 西荻