立春と旧暦一月一日のちがい | 星からのメッセージ Urha with Star

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ウルファから愛を込めて…☆・*

立春を迎えて、いよいよ春。

旧暦の正月は1月23日でしたが、気学などで扱う暦の始まりは立春からが新年。
どう違うのか戸惑っていまいますよね。
前回の記事でも書きましたが、もう一度頭の中を整理してみました。


立春は、季節を知る目安として、大陽の運行を元にしています。
大陽が地球を廻る位置を24等分し、暦で季節を現すのが二十四節気。太陰太陽暦における月名(正月など)は、24節気の節(清明・立夏など)によって決められています。
その二十四節気の始まりが立春(大陽黄経315度、2月4日頃)です。

旧暦の正月元旦は、太陰太陽暦での新月(朔)の日です。
1年の始まりに新月を基準にしても、いつからを新年にして良いのか、基準が必要ですから、雨水(大陽黄経330度、2月19日頃)の直前の新月を旧暦の正月元旦としています。ほとんどの場合、立春と同じ日にはなりません。

二十四節気
 季節     節月 節(せつ)             中(ちゅう)
  春     一月 立春(315°、2月4日頃) 雨水(330°、 2月19日頃) 
       二月 啓蟄(345°、3月6日頃) 春分(    0°、 3月21日頃)
       三月 清明(  15°、4月5日頃) 穀雨(  30°、 4月20日頃)
  夏     四月 立夏(  45°、5月6日頃) 小満(  60°、 5月21日頃)
       五月 芒種(  75°、6月6日頃) 夏至(  90°、 6月21日頃)
       六月 小暑(105°、7月7日頃) 大暑(120°、 7月23日頃)
  秋     七月 立秋(135°、8月7日頃) 処暑(150°、 8月23日頃)
       八月 白露(165°、9月8日頃) 秋分(180°、 9月23日頃)
       九月 寒露(195°、10月8日頃)  霜降(210°、10月23日頃)
  冬     十月 立冬(225°、11月7日頃)  小雪(240°、11月22日頃)
   十一月 大雪(255°、12月7日頃)  冬至(270°、12月22日頃)
   十二月 小寒(285°、 1月5日頃)   大寒(300°、 1月20日頃)







暦は目的に応じて使い分けるもの。

太陰太陽暦など、月の満ち欠け(朔望)が基準となる暦は、日常に密着したサイクルとして、いつ何をするかなどを細かな時期を決めたり、共通のコミュニケーションをはかるために。

二十四節気など、大陽の黄道上の位置が基準となる暦は、季節を知り、自然の流れと調和したサイクルとして、日々の細かな事から離れた時期を決めたり、はかるために。


1年の始まり、起点として今日から何かが新しく動き出します。

今日の立春は旧暦の1月13日。

旧暦の1月1日が立春と重なる年は、朔旦立春と呼び、近年は1954年、1992年、次回は2038年です。

バブル崩壊の頃の1992年から2038年までを一つのサイクルと考え、何か大きなテーマに基づいた流れがあるとするならば、今はその中旬にあたり、新しい未来を築き上げる為に必要な物事を見極める頂点にあたりそうです。

世紀末と言われた2000年を超え、21世紀の幕開けを迎え、多くの人々が新しい意識を持ち始めた今。
太極から物事を捉えて、新しい長期的な目的を見据える事で、暦はより有効に活用されて行く事でしょう。