世界人口がついに70億人になる。
10年くらい前から63億人とか思っていたけれどあっという間に7億人も増えた。
世界の人口は1秒間に2人以上のペースで増加を続けているという。
環境問題を語るとき、人間の存在は外せない。
人がいなくても地球はちゃんと営みを続けて行くけれど
今、私たちが知る、この美しい様々な生物の生き生きと暮らす世界は
人間がどのように暮らして行くかで大きく様変わりするだろう。
2000年頃まで、国連環境計画のサポートをする団体に席を置き、広報に関わっていた。やっていた事は資料を読みあさり、自分の無知さを知り。世界が危機的状態に向かい、私たちがこのままでは行けないと知る事だった。
環境問題の中に人は大きく関わっていた。私たちが何をするかも大切な事だけれど、私たちの存在自体がいかに関わっているのかを知った時、人間がたくさんいる事は大切に思えなかった。。。
子々孫々が繁栄し、家族が多いのは良い事で、幸せな事である。
健康に暮らし自然に死を迎えることができたら本望である。
だからといって自然のバランスを崩してまで人類がはびこって良い理由にはならない。
不健康な暮らしをし、開発された薬によって延命し、機会によって生かされ死を迎える。
心が、精神が病んだまま放置し、
気休めの安定剤でやり過ごし、自分の慰めの為に子供を育てる。
リスクを回避する事ばかりで、
自分の能力を退化させ、社会に責任を押し付ける。
飽食の為に家畜を増やし、飼料を作る為に森林を伐採し、
メタボでダイエットにお金を費やす。
かたや発展途上国では、
知らぬ間に破壊される環境の中に飢餓に苦しみ、水を奪い合い
便利で怠惰な生活に憧れ、
伝統的な深い意味のある生活を捨てていく。
こんな人の営みが、じわじわとこの地球(ほし)を蝕んでいる。
自分たちだけが生き延び
自分たちだけが植える事無く
自分たちだけが家族に囲まれ安心に暮らせれば良いのか。
そこには本当の幸せが存在しているのか?
五感を失い
消費ばかりに働きかけ
地球と共に暮らしている感謝を忘れかけている生活に
本当の幸せはあるのだろうか?
日本だけを考えるならば、少子化や高齢化は大きな問題だけれど
世界を考えるなら、新たな考えが浮かんでくるのではないだろうか。
命は尊く
尊厳を持って扱われるもの
ただ、長ければいいものでは無い。
人間が自分たちの事ばかりを考えて暮らすから
天災は自然淘汰の波として訪れているのかとも思う。
「足る事を知る」
そんなにたくさんは要らないだろう
今あるものをもっと大切にすることで、共存出来るはず。
新しい時代を指す造語「人新世(Anthropocene)」という言葉がある
地球上にあふれ出したその人類が、地球環境さえも変えてしまう時代になると言われている。
興味深く読みました↓
第1回 「人口急変で日本は混乱の時代に」 石弘之(環境問題研究者)
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20111013/287261/?ST=ecology&P=1