織り姫と彦星が年に1度、会うことが許された日
織り姫は琴座のベガ
彦星はわし座のアルタイルのこと
七夕には星あい(星合い、星合)という別名も…
夏の夜空を飾る星を眺め
ちょっとロマンチックな気分で願いを込める日ですね。
伝統的七夕は来月?
星のこと、暦のことを調べていると、いろいろなものが入り交じって
本来の意味が薄れてしまっているものがたくさんありますね。
七夕も日付が大切なのか、その時が大切なのか迷ってしまいますが
七夕ってなんなんでしょう?
西洋ではあまり意識されていないのか、七夕にまつわる伝説は中国や日本で見つかります。
中国から伝わった伝統行事と言えそうですが
日本で今のような形式になったのは江戸に入ってからだそうで
6月末に神社で行われる夏越の大祓で使われた笹に
五色の短冊を付けて流すようになったのが始まりという話しを聞きました。
星に関わる神事や風習は、世界中で何かやっていたりすることが多いのですが
いつものように、いろいろ覗いて調べてみると
七夕の行事が行われるのはアジア圏がほとんどのようです。
NASAで検索していたら、ベトナムではロマンティックな伝説があると紹介されていましたよ。
織り姫と彦星のラブロマンスは後から添えられたもののようで、多くの神話や伝説と同じように教えが潜んでいる気配もします。
伝統的な七夕は来月、8月6日。こちらの方が天候だけではなく、星の位置が良いようです。
今日見つけるならば、20~22時頃の東の空ですが、8月6日はちょうど真上(天頂)の辺り。
中国や日本で使われていた太陰太陽暦では、必ず上弦の月となり、送る船に見立てたとも言われるようですが、新月の願いが形になって来る時期でもあり、短冊に託した願い事を「天に届け!」と送ったという方がしっくりくる気がします。
織り姫様の父親は天帝(道教などでは天の最高神)です。
ヒンドゥー占星術の27のルナマンションでは、
織り姫は、21.ヴィシュヴァデーヴァ(宇宙の神々)を守護神
彦星は、22.ビシュヌ神(宇宙の守護神)を守護神としてあてられています。
きっと、この二つの星は大昔から、天の川を挟み、天頂近くに輝いて
多くの人々を星の世界へと誘い、果てしない宇宙へと結びつけていたのでしょう。
国立天文台 伝統的七夕:http://www.nao.ac.jp/QA/faq/a0309.html