明日が立春ですし、始まりなのか終わりなのか?
ちょっと紛らわしいので、整理してみようと思います。
もともと節分は、立春や立夏など各季節の始まりの日の前日のことで、文字が示す通り、季節ごとの節の分かれ目の晦日。
その中でも、2月の立春を1年の始まりとしていた生活習慣の中で、立春前の節分は大晦日です。
今では、節分と言えば立春前の節分を示す事が一般的になっていますね。
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豆まきなど節分の行事の方が目立つせいか
「節分ですね」という人はかなりいますが、「立春ですね」という人は少ないようです。
立春に新年が始まる意識は薄くなり、「恵方巻き」が商売としてもてはやされるなど、年末の厄払いの行事が一人歩きして目立っているからでしょう。
節分は締めくくりの日ですが、今年の節分は新月と重なるので、今日が新年の始まりと勘違いしている方もいるようです。
(私も混乱してました^^;)
新月は月のサイクル。
太陽と月が重なる日ですが、太陽の位置とは関係なく廻って行きます。
月の満ち欠け、月のサイクル中心に暮らす人にとっては、今日が一つの始まりの日。日常に密着した変化は月が司っていますから、身近な出来事に対しては、リセットされ、思いを新たにする日です。
年末の大掃除をしたら、何か発見した!みたいな日になるのかしら?
今年は新月と立春が1日ずれているだけなので、こだわりすぎない方が良さそうですが、詳細に読んで行くといろいろと意味があるようで、月・心と体が大切な1年です。
太陽のサイクルと月のサイクル。
立春は太陽のサイクル。始まりとして、どちらにウェイトを置くかは、自由ですが、月のサイクルは、太陽のサイクルをしっかり意識した中で活用した方がより生かされて来ますから、人生という大きな単位で考えるなら、太陽を意識する事をお勧めします。
立春について
立春は節気の一つで、太陽の位置を表す世界共通のポイント。
大寒など、二十四節気の名前は、天気予報などで今も良く耳にしますね。
1年の季節を12等分する「節気」と、その中間を表す「中気」を合わせて「二十四節気」と呼び、西洋占星術における、星座の始まりと中間点に対応しています。
節気は、世界中の様々な気候や風土・習慣に合わせた暦の始発点になっています。
東洋では「立春」を起点として1年が始まる国がたくさんあり、明治の初めまで日本も立春が新年の始まりでした。
八節:立春・立夏・立秋・立冬(節気:四立)
冬至・夏至、春分・秋分(中気:二至二分)
旧暦の正月は、中国の影響を大きく受けて来た国々で使われています。暦の計算方法はいろいろあり、国や時代によっても設定がされる日が異なり、旧暦の正月と言っても、必ずしも同じ日を示しません。
今の中国ではお正月を春節と呼び、月のサイクルの新月を起点に初まりますが、漢の時代の暦:太初暦では立春正月を年始としていたといいます。
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