オリオンの神話:考察のための概略 | 星からのメッセージ Urha with Star

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ウルファから愛を込めて…☆・*

オリオンにまつわる神話は、長い時間を経て諸説あり詳しい所は他にお任せ、ここでは考察のために集めたいろいろなお話が混じった概略です。


オリオンはの父は海神ネプチューン
母はクレタ島のラビリンス(迷宮)で有名なミノス王の娘エウリアレー。
海の上を大地の上と同じように歩く事ができる狩人です。

あるとき、メロペ(Merope、プレアデスの乙女の一人メローペとも)を好きになり求婚しますが、父親のオイノピオン(Oenopion)は彼を嫌い、死んでしまうようにと結婚の条件に島を荒らす獅子退治に行かせます。
もちろん彼は獅子を見事にやっつけてくその皮をはぎ献上します。しかし、オイノピオンは結婚を認めてくれず、怒った彼は酒の勢いに乗ってメローペを襲ってしまいます。オイノピオーンも反撃、今度はオリオンを酔わせてでん酸いしている間に目をえぐり、放り出してしまうのです。

視力を回復するための神託を受けたオリオンは東へと向かいます。
遥か東の島レムノスのヘーパイトスの所にたどり着いた時、ケダリオン(Cedalion)というガイドを授りました。(弟子を奪い奴隷にし他という説も)彼は道がよく見えるようにケダリオンを肩の上に乗せ、光を求めてさらに東へと向かい、アポロン(太陽)の所にたどり着き、視力を回復してもらいます。

視力の回復したオリオンは、オイノピオンへの復讐に戻ります。しかし、オイノピオンは地下に隠れて見つかりません。必死に探しながら、やがてクレタ島へとたどり着きます。

彼はそこにいたアルテミス出会い、とともに猟りに明け暮れて楽しく暮らしていくのです。

$星からのメッセージ Urha with Star-オリオンとダイアナ

オリオンは自分の猟りの腕前を自慢してかなり傲慢になっていたようです。
オリオンは「すべての獰猛な野獣を退治するぞ~!」と盲目的な勢いに、怒った大地の女神が巨大なサソリを送り込み、サソリの毒で死んでしまいます。
アルテミスは彼の勇気を称えゼウスに御願して彼は天の星座に加えられました。

また、一説にはオリオンはアルテミスを好きになり、その若さから追い回したけれど、彼女はそれを罰するためにサソリを送り、彼は死んでしまい、同情した神々が彼を星にしたと言います。

また、別の一説では、
アルテミスはオリオンを愛し仲良く暮らし、結婚するはずでした。それを聞きつけたアポロンが反対し叱責しますがアルテミスはまったく聞き入れません。あるときオリオンが海の中を泳いでいるのを見つけたアポロンは、アルテミスに海の中の黒いものを射抜けはしないだろうと挑発し、矢を射るようにしむけ、彼女は矢を放ちオリオンは死んでしまいます。



オリオンは、いまだにメローペを追いかけているとも言われていて
プレアデスの乙女たちは、アルテミスの加護のもとにオリオンから逃れるため天にあがったというお話もあります。

かなりしつこオリオン。。。
頭が下がります^^;




<参照>
古天文の部屋:エラトステネスの星座物語 オリオンより
http://www.kotenmon.com/era/orion.htm

ヒュギーノスの星座物語 オリオン
http://www.kotenmon.com/hyginus/orion.htm


その他


※名称等はギリシャ神話ローマ神話等入り交じった呼び名。
アルテミス=ダイアナ、アポロン=ヘリオスなど、いろいろな読み方や表記があるので書くのにも困ります^^;