恒星ベテルギウス
有名な冬の星座 オリオン
星の好きな人なら
必ず目にしていると言えそうですね。
ベテルギウスはオリオン座のα星
ついつい注目しちゃうのは3つ並んだ星たちですが、3つ星を囲むように四角く見える星たちの中で、空に向かって左上、赤く輝いているのがベテルギウス。
(右の星図で、ピンクの矢印)
恒星はそれぞれ地球にメッセージを送り私たちに働きかけています。
一つ一つが独自の波動を持ち、地球に届いているのですから、実感できなくても影響があるのですね。
さて、テルギウスってどんな星なのでしょう?
まず驚くのはその大きさ
なんと、太陽の1000倍
太陽が直径1mとすると、ベテルギウスは直径650m~1000m。
太陽は地球の100倍ぐらいなのですから。。。 おおきい。。。
距離は約640光年。プレアデス星団より少し遠くにあり
太く短く星としての一生を送る赤色超巨星で大きく膨らんでいます。
太陽の位置にベテルギウスがあるとするなら、
木星の廻る軌道を飲み込んでしまうほどの大きさ。
ベテルギウスの表面から広がるガスは太陽から海王星までにも及ぶ距離に至り、星に匹敵するほどの泡を生じているといます。
黄色い円軌道は太陽系の惑星公転軌道。
最外縁の木星軌道の内側まで広がる薄赤の球が
赤色超巨星のベテルギウスです。
(地球の軌道より内側のものは赤色巨星のかじき座R星
その中の白い星は青色超巨星のリゲル
橙の星は赤色巨星のアルデバラン)
最近の観測では、少し小さくなったと言う話もありますが
その巨大さはまさに銀河レベルです!
ベテルギウスは全天で9番目に明るい恒星
変光星なので明るさは輝きが強くなったり弱くなったり
ほとんどの時期、右下のβ星リゲルのほうが輝いてみえています。
変更カタログでは明るさの等級も0.4~1.3等ですが、常に変化しているので調べてみると表記も様々。
周期も約6年と言われながら、最近は400日ぐらいとも。。。
目にするたびに、その明るさが違うと思っても良さそうです。
今は、赤く輝き存在感十分です。
星としての寿命は短いと考えられていて、600万~2000万年。
数100万年後には、超新星爆発を起こし姿を変えてしまうのではないかといい
そうなれば昼の地上からでも確認できると予測されています。
人類の歴史が動きだし石器を使い始めたのが200~250万年ぐらい前。
ベテルギウスが爆発して超新星やブラックホールに変わり
地球や太陽系に影響を与えたとき何かが変わったりしそうですね。
新しい生命体が誕生したりもあるのかな? ^^;