スマホ普及率0%の未来。仮想の資産を受け入れる価値観、どこまでお持ちですか? | 『売れプロ!』ブログ -「売れる」「稼げる」中小企業診断士に-

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こんにちは。売れプロ12期生の伊藤きよ枝です。

 

先日、AR(Artificial Reality、仮想現実)の今後についてのセミナーに参加したのですがWeb3と呼ばれる次世代の「分散型インターネット」と、AR技術の発達でどんな世界が待っているかが説明されました。そのWeb3の世界では、ブロックチェーンやNFT技術によってバーチャルな「モノ」の市場が爆発的に広がるだろうというお話です。

ブロックチェーンは、ひとつのデータを分散して管理することで、データを盗んだり改ざんしたりすることを防ぐ保存形式です。またNFTとは「Non-fungible token」の頭文字をとったもので、「非代替性トークン」と訳されます。この世に一つしかないデータという意味です。

NFTは主にブロックチェーン上に記録されます。

これらの技術によって、あるデータが偽造が不可能で、価値が保証され、また所有権も証明できるようになります。すると、データを資産として売買することが可能になります。

 

さらに売買だけでなく、現実世界と同様に、ブランド品の希少価値の演出も可能となります。

近年Louis Vuitton(ルイヴィトン)やGUCCI(グッチ)はじめハイブランドもNFT商品の開発に参入しています。

今年6月に発表されたヴィトンの初のNFT作品「VIA トレジャー・トランク」の価格は税込586万3千円です。

2021年にバーチャルのスニーカー「エア スモーク1」がオークション開始から9分で140万円で落札されたニュースを見た時は、大変驚いたのを思い出しましたが、今後は”普通”になっていくのでしょうか。

そして投資の対象にもなります。

今年の5月15日にナイキのWeb3プラットフォーム「.SWOOSH(ドット・スウォッシュ)」で販売した「Our Force 1」は、ナイキのスニーカーボックスのデジタル版に入っていて、19.82ドル(約2,775円)で販売されていました。売上げたNFTは73,000個以上、売上高は130万ドルを超えて、ナイキファンのほか、投資として購入した人も多いようです。

ほぼリアルな財産と同じですよね。

でもだれが何のために所持するのか、欲しいと思うのか?

自分も欲しくなる可能性があるのか?を考えてみました。
 

現在最もブロックチェーンが使われているのは、ゲームの世界だそうです。

普通のゲームでは、ゲーム内で稼いだお金はゲーム外では利用できないし、ゲームが終われば取得したアイテムやキャラクターは消えます。

でも、ブロックチェーンゲームでは、ゲーム内で取得したお金やアイテムは資産になり、苦労して集めたアイテムやキャラクターも消えません。アイテムやキャラクターの売買も可能です。

 

私はゲームをしないので身近に感じませんが、例えばX(旧ツイッター)で、オリジナルなNFTアバターをみんなが購入していて、自分だけ無料の質素なアバターだったら、、、確かに購入するかもしれません。皆さん今はLINEのスタンプとかは当たり前に買われますしね。

 

NFT資産とARの普及とどう関係するかというと、ARが人々の当たり前になることで「仮想のモノ」へのニーズが一層加速すると言います。


近い将来、仮想の空間での交流が当たり前になると、人と違った自分を表現する手段として、ハイブランドではなくても、オリジナルの仮想洋服や仮想小物類が普通に売買されるようになるだろうということです。確かに想像できます。


中小企業診断士も、バーチャルな空間でコンサルする時代が来るに違いないです!

自分の好きなオフィス空間、オリジナルデザインの家具、オーダーメイドスーツ、もしかしたら好みの外見なども、NFTのものを購入する時代がくるのでしょう。

今のところは、一般の人は仮想空間にいない時間のほうが長いです。というか私は皆無です。なので、お金を投じるメリットや必要性を感じないのかもしれません。

 

しかし、先日10月29日の日経新聞電子版で改めて取り上げられていましたが、みずほ銀行産業調査部が2022年4月に作成した報告書『2050年の日本産業を考える ~ありたき姿の実現に向けた構造転換と産業融合~』において、2050年にはPCもスマホも普及率ゼロ%という報告を出しています。

「うそみたい」ですが、未来の世界では、眼球にコンタクトレンズのように端末を装着し、街中を歩きながら、ARの世界に入れるようになるそうです。

 

そういう世界になったら多分、多くの人がNFTにお金を使うんだろうと思います。

 

2050年までに生活にも経済にも、どんな変化が起こるかわかりませんが、新しい価値感の世界を楽しみにしよう、と思いました。

 

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