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みなさん こんにちはあるいはこんばんは
売れプロ12期生の岡部亮一郎です。
先週の日曜日に何十年ぶりにドムドムバーガーに行きました。
そこは7月末にリニューアルオープンした商業施設のテナントのひとつで、外装も内装も出来立てホヤホヤの新品感がありました。
さて関西出身の方なら、わかると思いますが、昔は大阪や神戸にはかなり多くのドムドムバーガーの店舗がありました。
最盛期の1990年代には全国に400店舗あったそうです。
特にダイエーが入っている商業施設にはたいていドムドムバーガーがありました。
それもそのはず、ドムドムバーガーはダイエーが1970年につくった日本初のハンバーガーチェーンだからです。
当初ダイエーは米国大手ハンバーガーチェーンと共同で、ハンバーガーチェーンの日本法人を作る予定でした。
ですが、両社の条件が折り合わず断念。ダイエーは単独でハンバーガーチェーンを作ることになりました。それがドムドムバーガーです。
ダイエーは、大阪出身の中内功社長が、大阪の千林に出店した「主婦の店ダイエー薬局」がその1号店です。
その後「よい品をどんどん安く、より豊かな社会を」を企業理念とし急成長、日本に流通革命を起こしました。
ドムドムバーガーの社名の由来は、ダイエーの企業理念である「どんどん安く」から取っています。
ただ、DONDON(ドンドン)はすでに他社の商標であったため、少し変更してDOMDOM(ドムドム)となりました。
いつ頃か、ダイエーからドムドムバーガーが減っていきました。
人気がなくなったから店舗が減っているのかと思っていたのですが、そうではなくて、親会社のダイエーがまた別の外資系ハンバーガーチェーンと提携したので、ダイエー敷地内のドムドムバーガーが、どんどんそのハンバーガーチェーンに衣替えしていったとのことです。
さらに2000年代に入ると親会社ダイエーの経営不振により、さらにドムドムバーガーの店舗は減っていきます。
ついに店舗数は最盛期の10分の1の40店舗を割り込みます。
そして2017年には、ドムドムハンバーガー事業はレンブラントホールディングスに参加に入ります。
ドムドムバーガーの転機は2018年、元新橋の居酒屋の女将であった藤﨑忍さんの社長就任です。社長は常識に囚われない施策を次々打ち出します。中でも新規開発した「丸ごとカニバーガー」を親会社役員の否定的な意見を押し切って販売、その大ヒットもあり業績を急回復させます。
2021年のネットのおいしいハンバーガーチェーンランキングでは、他社に比べて店舗数が少ない(27店舗)にもかかわらずドムドムバーガーは3位となりました。
みなさんも好きな会社や良く行っているお店の歴史を調べてみてはいかがでしょうか
きっといままで知らなかったそのお店の新しい顔が見えてくるはずです。
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