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売れプロ11期ブログリレー、本日担当の鶴岡です。
今回は、5月31日に厚労省が公表した『健康日本21(第3次)』の基本計画から数値目標について記載します。
このブログをお読みの方にも、健康に気を遣う働き盛り世代・シニア世代がいらっしゃると思います。こうした方々にとっても関心があるテーマであると思います。
国民の健康作りに向けて、厚生労働省は「健康日本21」という基本計画を約10年ごとに見直して、食事や生活習慣などについての考え方や数値目標を定めています。
2024年度から2035年度までを期間とする第3次の概要を公表しました。
健康日本21第3次の主要なテーマは、「健康寿命の延伸・健康格差の縮小」です。
国は「健康寿命」を伸ばすことを目的に、食事や生活習慣の数値目標を設けてきました。
「健康寿命」とは「平均寿命」とは異なり、介護などを受けずに健康的な社会生活が送ることができる期間を示すもので、国民生活基礎調査などをもとに算出されます。
2019年時点の「平均寿命」は、男性:81.41歳、女性:87.45歳です。
同じ年の「健康寿命」は、男性:72.68歳(平均寿命よりマイナス8.73歳)、女性:75.38歳(平均寿命マイナス12.07歳)となっています。
今後も高齢化が進むことが見込まれる中、厚生労働省は「健康寿命」の増加幅が「平均寿命」の増加を上回るように、介護を受けずに元気で暮らせる時間を少しでも延ばことを目標に、「食事、睡眠、歩数、喫煙」などの指標で数値目標を設定しています。
以下、1日あたりの摂取量その具体的な数値です。(目標は2032年時点)
・野菜 現状281グラム→目標350グラム(約70グラム増)
・果物 現状99グラム→目標200グラム(現状の約2倍)
・食塩 現状10.1グラム→目標 7グラム未満
ご参考:標準的なカレーライス(1食あたりの塩分量3.3g)と天丼(同4.1g)で
合計の塩分量はおよそ7.5gです。
「睡眠時間」は、多すぎる場合と不足した場合のそれぞれのディメリットについて、国内外で様々な研究報告がありますが、健康日本21(第3次)では、「不足すると死亡率の上昇に影響することがわかってきた」としています。
そのうえで、「十分な睡眠時間」を20歳から59歳では6時間~9時間、60歳以上では6時間~8時間と年代別に目標値を分けて、しかも幅を持たせています。60%以上の者がこの睡眠時間の数値を達成することを目指すとしています。
また、第3次の概要には、これまでに無かった新たな視点として「性差に着目した女性の健康」「ICTのさらなる利活用」なども加えられました。
それぞれの健康寿命を延ばすために、皆さんはどのようなライフスタイルを選択しますか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
参考資料
・厚生労働省「健康日本 21(第三次)」を推進する上での基本方針
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33414.html
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/001102267.pdf
・NHK NEWS WEB 2023年6月3日
塩分・野菜・睡眠時間・喫煙は?国が食事・生活習慣の新目標値設定 | NHK | 健康
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