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こんにちは。売れプロ11期／五百川康子です。
今回は投稿最終回となります。明るく前向きなお話で締めたいと思いましたので、ポジティブ心理学の観点から見た「幸せ」についてお伝えしたいと思います。
ハピネス・アドバンテージ
一般的に、「成功すれば、幸せになれる」と考えられていると思います。そのために社会でより良いポジションを得ていくことを目指し、日々努力を重ねる場面が多いのではないでしょうか。
しかしながら、ポジティブ心理学ではその順序が逆と言われております。
すなわち、「成功したから幸せになれる」のではなく、「幸せだから成功する」とされているのです。これは「ハピネス・アドバンテージ（幸福優位性）」と呼ばれています。
人は「幸せだなあ」と感じている時の方が、頭の働きが良くなり、やる気もわいてきて、物事が良い方向に向かうことが実験により明らかになっているそうです。また、幸福感が高いと、同時に複数の作業をこなせたり、長時間作業を続けられたりすることも分かっています。
確かにこういう人なら、仕事でも自然に成功していくと言えそうですね。
幸せは人を通じて広がっていく
今回「幸せ」について書いたのは、その波及効果をお伝えしたかったからです。
一般的な人が持つ影響力について研究が進められており、それによると、人の行動・習慣・態度などは、その人と直接つながっている人だけにとどまらず、友達の友達といった2次の関係、友達の友達の友達といった3次の関係にまで影響が広がることが分かっています。
調査では、一般的な人の3次の関係はおよそ1000人に上ると推定されましたが、ＳＮＳが発達した現在、この人数はさらに増えていることでしょう。
「1人の幸せがどのくらい遠くまで波及するのか」を調べたハーバード大学の調査があります。
1万2000人以上を30年以上追跡調査した結果、個人が幸せでいると「直接の知り合い」の幸福度が平均15％上昇、「友達の友達」の幸福度は平均10％、「友達の友達の友達」の幸福度が６％上昇するそうです。
1匹の蝶が羽ばたきして風を起こすと、うねりとなって地球の裏側でハリケーンが起こるというたとえ話をご存じでしょうか。このバタフライ効果と同じことが、幸せの波及の過程で起こるかもしれません。
最後に
売れプロに所属させて頂いたことで、青木先生や事務局の先生方を始め、数多くの売れプロ同期の仲間と出会う機会に恵まれました。1年間切磋琢磨しながら一緒に成長した仲間達は、私にとってとても貴重な宝物です。売れプロで出会うことが出来た全ての皆様に、ほんの少しでも良いので私からも幸せの波及効果があったことを願っています。また、今後の人生においても、継続してお互いに幸せの波及効果が生まれることを期待しています。
1年間お世話になりました。ありがとうございました。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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