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売れプロ11期生の緑川春樹(みどりかわ・はるき)です。
士業の方々は、企業内、副業、完全独立と、様々な働き方をしていると思います。
そんな皆様は、士業資格を取得してから1年目、どのような活動をしましたか?
先般、参加した東京都中小企業診断士協会(以下、東京協会)が主催するイベント「診断士1年目の会」の参加をきっかけに、今日は、私の中小企業診断士活動1年目の影響などを、以下のとおり棚卸し・検証しようと思います。
<診断士1年目の棚卸し内容>
1、1年目の初案件までの活動履歴
2、副業自体の影響
3、副業士業としての影響
4、副業士業から本業への影響
5、売れプロからのシナジー
6、案件の獲得結果
■ 1年目の初案件までの活動履歴
私は、勤務先会社からの収入依存を脱却するため、以下のとおりで副業を進めました。
2022年 2月:中小企業診断士に合格
2022年 3月:中小企業診断士の実務補習修了
2022年 4月:勤務先へ副業許可の申請・承認
2022年 5月:中小企業診断士の登録完了
東京協会に入会
税務署への開業届提出・受理
2022年 6月:各研究会への見学・参加
2022年 7月:売れプロ講義開始
2022年 8月:診断士区会に入会
2022年10月:初案件の獲得(実務補習つながり除く)
これを見ると、合格から約4カ月で副業できる体制が整いましたが、初案件を獲得するまでにそこから約5カ月も経過しています。多くの研究会に参加してみたものの、見学程度であり、研究会との関係性は低く、案件獲得に結び付きませんでした。
初案件が獲得できるようになったのは、東京協会の所属支部のつながりで、「売れプロ」で促された支部イベントへの積極的な参加が要因と考えています。
■ 副業自体の影響
副業のメリットとして、一般的に以下のものが挙げられます。
・異業種の方々と人脈が広がった刺激
・経験がない仕事・キャリアに取り組める
・ポータブルスキルの獲得
・副収入によって所得が増える
私の場合も、実務補習や売れプロの同期生、研究会や勉強会でお会いするベテラン先生などから、異業種のお話が聞けて視野が広がりました。また、経営コンサルタントは、現在の勤務先の特定業務では経験できておらず、どの業界でも活用できるスキル形成につながっていくと考えます。しかし、まだ、この業種の実績も経験も全く少なく、単価が上げられないため、資産形成できるような収入獲得に至っていないです。
■ 副業士業としての影響
副業士業のメリットとしては、一部ですが、一般的に以下のものが挙げられます。
・独立士業をするときの下準備ができる
・低リスクで開業できる
私も勤務先の業績悪化による人員整理を目の当たりにし、勤務先の収入に依存することに、大きなリスクを感じています。
では、安全な企業に転職するべきでしょうか?
近年、企業寿命が短くなり、人間の健康寿命が伸びている中、終身雇用が崩壊しつつあり、定年後も働ける準備が必要です。そのために、企業に依らない働き方として士業は最適だと考えます。副業中小企業診断士の活動は、勤務先の収入を得ながら、経験や実績を積み、言わば”安全な助走”。いつでも独立という”離陸”に向けての活動なので、最良の選択をしていると自負しています。
■副業士業から本業への影響
私にとって、副業が本業に与えた影響は以下のとおりです。
・本業の業務への活用
・勤務先の職場で見る目や評価が変わった
・勤務先で気持ちに余裕ができた
・昇進
私の本業業務が商品企画のため、特にマーケティングスキルの向上につながりました。それ以上の効果は、いまだ少ないものの、”副収入”や、「いざという時に別のキャリアを選択できる」という気持ちが、本業での”余裕”につながってきました。副業の時間も確保するという気持ちも相まって、成果志向と業務効率も良くなり、職場内の人々に比べて残業時間が減りました。また、その影響なのか? 診断士資格のハロー効果なのか? 因果がはっきりしませんが、2023年2月に昇進できました。
勤務先では、診断士資格取得も副業開始も、ごく限られた方にしか知らせていなかったのですが、その情報は、自分のフェイスブックのプロフィールから漏れることになりました。その後、職場内で副業を応援してくれる方もいましたが、それ以上に”ありがたい存在”は、私の副業を”陰で揶揄(やゆ)する方”の存在です。まだ勤務先では、副業が解禁されてまもないので、私のような副業士業は稀有な存在。当然、「残業をたくさん重ねることこそ会社への献身だ」と信じている方にとって、私は愉快な存在ではないでしょう。
私は、揶揄されるほど頑張ってしまう性格なので、とても大きな副業の原動力になります。そんなエネルギーを与えてくれる方に、私が副業士業として成功してモデルケースになり、彼らの意識変革を促すことで報いてあげたいと思います。
■さらに大きな原動力・売れプロからのシナジー
前述した成功できる完全独立・副業士業になるための学びの場が「売れプロ」。
この学びの場が、2023年2月時までに私の副業士業に与えた効果は以下のとおりです。
・大きな夢を抱くようになった
・ベテラン診断士の先生とつながりを重視するようになった
・積極的に仕事を引き受けるようになった
・傾聴力や共感力がついた
職場で副業を揶揄している方のことを、原動力にしているだけでは、目標が矮小で自分の大きな成長にもつながりません。
対して「売れプロ」の青木先生は、”診断士山”の最高峰にいます。そんな青木先生は、ご自身がいる標高の”高み”を伝えてくれます。診断士で成功したら、こんな暮らしをしたい、こんなぜいたがをしたい、こんな旅行をしたいと夢を広げさせてくれます。
広がる夢が原動力となり、目的達成のために、協会などでお会いできるベテラン先生の懐に飛び込むようになりました。
また、支部のアサインや専門家派遣などの公的な案件でも、積極的に応募するようになりました。特に一番の例としては、区会の会合の中で、代表の大先生から「この仕事をやってくれる人いますか?」という言葉に、青木先生の「幸運の女神の前髪、幸運の女神の前髪!」という啓示が降りてきて、真っ先に手を上げました。そのつながりで、ある有名老舗の経営者の方とお話しする機会をいただき、その中で「売れプロ」の傾聴・共感など営業術を意識・実践した結果、継続的な相談をお願いされるようになりました。
■獲得案件の結果
2022年5月開業から2023年2月の獲得案件は以下のとおりです。
・商店街商業調査2回
・飲食店支援3件
・補助金審査2回
・補助金申請支援1件
・製造卸売業支援1件
・製造業支援1件
この中で、東京協会の支部アサインで6件、区会つながり2件、受験校つながり1件、実務補習つながり1件。
診断士登録5月から7月までは研究会などの情報収集が中心で、案件獲得のうち9件は2022年10月以降。「売れプロ」初講義後から積極的に案件獲得のための活動したことになります。研究会に関しては、ベテラン診断士の先生などに案件の相談にのっていただいたり、支援先の連携マッチングに協力していただきました。現在、案件のほとんどが公的スキーム上の紹介ですが、1件は直接、民民の契約に成長できそうなものがあるので、大切に対応していこうと思っています。
■総括
診断士登録後に、案件を獲得するのに時間を要したものの、異業種の企業内診断士の方々やベテラン診断士先生と人脈が築けました。世間の時流の中で、私の働き方とその方向性では、最良の選択をしていると思っています。
一方、勤務先では、副業を応援してくれる方だけでなく、揶揄をする方の存在もあり、私の原動力になる最高のサポーターです。
その中で、副業士業の目標達成を矮小化せず、大きな夢に向けて切り開いていくのに、高みにある青木先生の教え「売れプロ」受講には大きな意義があり、案件獲得の結果に結び付いてきました。
まだ、案件獲得の内容を見ていくと、公的スキームの案件が多く、直接チャネルの開拓も必要になっていくので、「売れプロ」や研究会などでの学び、人脈を大切にしていきたいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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