サッカーW杯で見つけた診断士としての「希望」 | 『売れプロ!』ブログ -「売れる」「稼げる」中小企業診断士に-

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こんにちは。「売れプロ」11期生の 水野 泰広 です。

サッカーワールドカップ(W杯)カタール大会。日本代表は惜しくも初のベスト8入りを逃したものの、グループステージ(GS)における2度の “ジャイアントキリング” は、サッカー関連の仕事(1997年、大手紙初の専門サイト開設)に携わってきた私も、初めて味わう興奮・感慨でした。W杯の経済効果はすべてのスポーツ大会の中でNo.1といわれますが、日本の勝ち負けにドル円相場が連動して見えた(勝てば円高、負ければ円安に振れる)のは面白かったですね。

さて、GS第3戦のスペイン戦では、VARが1ミリ残っていると判断した
三笘薫からの折り返しを、「信じて飛び込んだ」田中碧が決めて逆転したのはご存じの通り。試合後のメディアで話題になったのは、三笘と田中が一つ違い(三笘が兄貴分)で、拙宅の近隣にある同じさぎぬまSCと、川崎フロンターレで才能を開花させたことでした。ちなみに権田修一、板倉滉もさぎぬまSC出身で、4人もの選手を歴史的な大舞台へと送り込んでいます。

これが私の今後に「希望」を与えました。

◆ 新サッカー王国は神奈川、地域ぐるみの育成が奏功

今回の代表選手を都道府県別に見ると、最多は神奈川県の7人(26人中)で、近年Jリーグで好成績を収めてきた川崎フロンターレ、横浜F・マリノスの影響が大きいといえます。なんなら私が住む横浜市青葉区からは、板倉に加え山根視来も選出。こうした状況はこれまで、私の故郷・静岡の特権でした。日本が初出場した1998年フランス大会では、22人中9人を静岡県出身者が占めています。今大会は長谷部誠がサプライズ選出ならず、伊藤洋輝だけでした。

かつての「サッカー王国」の衰退を象徴する “もう一つの事件” が、ジュビロ磐田、清水エスパルスのJ2同時降格で、来年は初めてJ1に静岡県のチームが無い事態に陥ります。逆にJ3から藤枝MYFCのJ2昇格も決まりました。Jリーグ草創期、藤枝にはJ準加盟の藤枝ブルックスというチームがあったものの、スタジアムが基準を満たせず福岡市にホームタウンを移す(現J1のアビスパ福岡)という悲哀を味わっています。地域の経済力不足が一因でした。

◆ 藤枝MYFCがJ2昇格も、県内出身者2人のジレンマ

藤枝MYFCは、私と同窓の藤枝東高サッカー部OBが2009年に創設。世界で2チーム目の「ネットオーナーシステム」を採用、釜本邦茂氏が初代監督に就任し、地域ゆかりの選手を集めるなどして注目を浴びましたが、なかなか結果は伴いませんでした。紆余曲折を経て、来季J2昇格の原動力になったのは、須藤大輔監督による超攻撃的サッカーを実践した選手たちですが、藤枝市出身はわずか1人、県内を見渡しても静岡市出身が1人いるだけです。

もちろん県外出身者がダメというつもりはありません。選手はみんな「地域密着」を第一に考え、ボランティア活動などにも積極的に参加してくれています。ただ、やはり地元の選手、地縁・血縁関係の選手が一人でも多ければ、「あの〇〇ちゃんが!」と応援にひときわ熱が入る土地柄です。2000年前後の清水や磐田の全盛期がよい例で、レギュラーの大半が県内選手、しかも代表経験者がズラリ。スタジアムはいつも大盛況でした。

◆ 育成モデル、川崎に学べ 好循環で地域活性化へ

私がさぎぬまSCの成功に「希望」を見つけたのは、現代でもやり方次第でトップクラスの選手を何人も輩出するシステムがつくれていること(「売れプロ」みたいですね)。真摯に川崎モデルを研究し、教えを乞いながら、藤枝MYFCの下部組織や地域の育成機関の出身者が活躍するサイクルを生み出せれば、間違いなく地域活性化のパワーをもたらすでしょう。藤枝市も「蹴球都市ふじえだ」を掲げ、“日本一のサッカーの町” と呼ばれた時代を取り戻そうと奮闘中です。

関係者のご苦労や課題を耳にしており、私も微力を尽くしたい思いが強くなっています。日本中、いや世界中が競合であり、決して一筋縄ではいかないでしょうが、プレーヤーの1人(中小企業診断士)として地元の皆さんとともに汗をかき、大好きなサッカーを通じて地域社会にご恩返しできれば、こんなに幸せなことはありません(シンボルになれる長谷部には、早く藤枝に帰ってきてほしいです・笑)。

長文を最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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