※にほんブログ村ランキング参加中です!1日1回、皆様の温かいポチをお願いします!
こんにちは。売れプロ11期、中小企業診断士の小松弘樹です。
最近、よく聞く言葉に、“タイパ”があります。タイム・パフォーマンスの略です。
有限な時間を、できる限り効率的に使いたい、無駄に時間をかけたくないという意味合いです。
私も経済ニュース番組の録画や勤務先の研修動画などを1.5倍速で見ています。
うちの子供の話では、大学のオンライン授業は2倍速視聴するのが定番で、時間が短くなる分、集中力が増して理解しやすいようです。
また、最近は、音楽の曲作りでも、イントロを短く、サビを早めに持ってくるなど、”待っていられない”人たちの傾向が意識されているようです。
連続ドラマも、あらすじの把握を目的に、倍速で見ている人が少なくないようです。
倍速視聴は、情報の入手には適していますが、音楽やドラマなどの情緒的なコンテンツでは、果たしてどうなんだろう?と思ってしまいます。
時計メーカーのセイコーでは、毎年「時間白書」をまとめていますが、時間に追われたり(66.3%)、時間が足りない(48.0%)と感じる人が、年々増えているそうです。しっかり稼いでいる中小企業診断士の方々は、まさに該当することでしょう。
このように、せっかちになったり、最後まで読んだり、聴いたりしない行動様式が世の中で広がっています。自分自身も、振り返れば、この傾向が強くなっていると感じます。
倍速で時間が浮いた分だけ、あれもこれもやりたくなったあげく、時間に追われ、中途半端になりがちな側面もありそうです。
先日の売れプロでは、セミナーテキスト作りを行いましたが、タイトルが如何に重要かということを、青木先生は繰り返し、おっしゃられました。
セミナーのコンテンツは当然として、さらに、キャッチーなタイトルでないと興味を持ってもらえず、集客につながりません。タイトルに興味がなければ、最初から選ばれないのです。
他方で、セミナー動画が溢れ、倍速視聴が当たり前の時代に、リアルなプレゼンテーションの価値を発揮するにはどうしたらよいか、参加者にどういった顧客体験を提供できるのか、という観点が重要になっていると思います。ある意味では、参加者にとっての1倍速は贅沢とも言えます。
リアルだからこそ、声のトーンや抑揚、適度なスピード、間合い、アイコンタクト、問いかけなどを上手に操ることができる、コンサルタント、研修講師としての力量が問われてきます。
売れプロ講座も合宿を終えて、カリキュラムも折り返しとなりました。
“タイパ”の時代に、リアルのプレゼンで評価される講師になるため、残りの講座に臨みたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
※にほんブログ村ランキング参加中です!1日1回、皆様の温かいポチをお願いします!